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胴鎧を作ってみる その16 磨き

さてようやく形がまとまってきたら次は磨き。
磨きは前にもたくさん書いているからもういいかな。
磨きは正確には「磨き」ではなく「研ぎ」なんだよね。

機械でバーっと磨くと綺麗にならない。
だから面倒だけど表面を平にするように削りとる。
こいつが一番しんどいかもしれないけど他にいい方法がないので、どうしても手作業で綺麗に削っていくしかないんだよね。ここで諦めてボコボコのままピカピカにするのも簡単だけど、印象が悪いから頑張って削るのだ。

まずは縁の部分を綺麗に整える。
磨くだけでは綺麗にならないから、ヤスリを使ってでも綺麗に均すんだけど、ヤスリで綺麗に整えるからって最初からでたらめにボコボコにしておくと研ぎ減りで穴があいてしまうから、最初からできる限り綺麗にしておきのがコツですな。というか三浦さんにそのようにアドバイスもらった。「あとでやればいいやと思っていても、そんな考えでは最終的に綺麗には仕上がらない」はなるほどの教訓だ。(笑)

縁などは組ヤスリでちまちま修正。
平や丸も使うけど、主に丸甲を使うかな。
5本組、8本組、10本組、そして12本組も普通に使うし、粗、中、細と場所によって使い分ける。角がキツイところは角や三角もしっかり使う。形形でヤスリの相性が違うから、横着しないでしっかりできるヤスリを使うのがきれいな仕上がりになるかなと思う。

初期の昔は安物のやすりセットを買って使ったけどやっぱり話にならない。良いものを造るには細かい調節ができるようにひと通り道具を揃えないとよくないのかなと思えたよ。だからヤスリの種類は無駄だと思ってもけちっちゃダメだ~よ。
(´ ▽`).。

これは縁を整え始めたところ。まだボコボコね。
P1100317.jpg

P1100332.jpg
こちらは上の画像と別の部分だけど、綺麗に磨き上げたところ。
デコボコが消えて一律に輝いていると鎧はとってもかっこよく見える。

縁は曲げるときにどうしても悩ましく力が入っちゃう。
そうすると表見にハンマーの痕が残ってしまう。
それを消すのは難しいし、無理に消そうとすると削るのが深くなる。
だからはじめにいかに傷をつけないかが大切なわけだけど、それは力技ではなく、技術で曲げることということらしいですな。とはいえ腰のクビレのように極端にそり曲がった複雑な形になるとどうしても力が入るのでキズが付きやすく、それを綺麗に仕上げるのはかなり難しい。
(´Д`)

このへんの感覚は何回かやっているとわかると思う。
自分がどう思うかだと「これでいいや」とすぐ諦めてしまうんだけど、「これでどうじゃ!」と人に見せることを考えてやると簡単に諦めないので、客観的な目や意識はとても大事かなと思う。





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.10 2011 胴の胴鎧 comment0 trackback0

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