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胴鎧を作ってみる その2 下準備

仮型紙を参考に鉄板をカットする。
デカイものは面倒臭いけど、カーブがきつくなければ苦労はないびょ。
昔は手でカットしていたけど、今は機械を使ってる。

切ることは機械でも手でも関係ないし、手で切る時間がもったいない。
高価な機械だけどシャーとニブラを購入したのは良かったよ。
ベルトソートかもいいけど、置く場所がないんだよね。
機械頼りになりすぎると危険だから、便利を考えるより時間短縮だけ。

胴鎧の部品は全体的に大きくゆったりしているので切るのは楽チン。
だけど火あぶりが結構めんどくさかったな~。
面積が大きいから、違う部分で手間がかかるのは面白い。

火あぶりで油落としが終わって、そのまま慣らし叩きをする。
下の画像はそこまでの処理が終わったところ。
見ての通りシルエットだけは胸当になっている。
だけど立体になっていないのでまだ鉄板。(笑)

今から考えると、うまくいかない部分はこの段階で予想がつく。
しかしそれは終わって解ることなので、この段階では何も解らない。

厳密に正確に作るなら、こうして全体の部品をいっぺんに作らないのが正解。
一番上を切りだして形を整え、ある程度できたら二枚目へ。
1枚目と二枚目がある程度決まったら3枚目へと進む。

こうして形が決まってから次に進むとほとんど失敗はない。
と分かっているのだが、それは最初にしてかなり時間がかかる方法。
例えるなら「地雷撤去をしながら進む」のと同じで、安全だがとにかく遅い。
地雷を踏みながら前に進むのは早いが、ダメージがデカイ。
このどちらを選ぶかは個人の性格と、時間のスケジュール次第かな。
自分の時は、ゆっくり確実綺麗にやってみたいと思う。
(・ω・)ノ



P1100275.jpg

しかし面積が多い胸当は、慣らし叩きだけでも面倒くさい。
全ての面積をブチブチと叩きしめていくのでほとんど刑務所作業。
これだけでも数時間かかるので投げ出したくなる。

慣らし叩きなんかしなくても形成しちゃえばいいじゃん。
そんな声も聞かれそうだが、確かに自分もそう思う。
だけど全体的な慣らし叩きしないと鉄板が弱くてアウト。

慣らし叩きをすることで硬くなる鉄板なので、それをしないとあとが大変。
特にこのような大きな面積の部品は、歪みやすいので絞めておくのはとっても大事。
面倒と思っても、固く丈夫になるのだから慣らし叩きは軽視できない。

この段階で下準備が終わるのだけど、実はこの下準備の時間が大切。
叩いている間は単純で退屈だけど、叩きながらも構想を練るのね。
「ここをどう膨らまそうか」「ここはノリシロが多めに必要だな」などなど、
これからの鈑金組立の具体的な構想を、触りながら見ながらずっと深く考えるのだ。
そうしないど「さてどうしようか?」などと座り込んで1日が終わってしまう。
図面や進行表があるわけではないので、自分で工程を考えるのはとても大事。
作業の半分以上は考える時間なので、暇があったら常に先を考えるべし!

と、しつこいくらい三浦さんに言われたよ。(笑)
ヽ( ´¬`)ノ





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.23 2010 胴の胴鎧 comment0 trackback0

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