FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

「西洋甲冑造りた〜い」って思うとき その12

 間が空いてるので、なんか書いときますね。

 「西洋甲冑を造りた〜い」と思ったときに、何をしたらいいか、の簡単なお話「その12」かな。昔に三浦さんからもらったアドバイスや話を思い出しながら、何となく書いてみたので、これから西洋甲冑を作ってみたい人は参考にしてみてね、のシリーズ。
(・ω・)ノ

三浦アドバイス、その12
『目標を持って年齢を考える』
 前の話から似たような話題を思い出したので、ちょっとだけ書いてみることにしやした。

 私が三浦さんに会った時はまだ若い頃だったので、学生のように何も知らない時期だった。初期の交流の中でこれらの話は何度か聞いた話。若い時と、年齢が上がってきた時のことをある程度考えておきましょう、ってお話でごんす。

 学校は卒業すれば終わりだし、資格なら試験に合格して終わりだし、それで仕事を始めれば社会人のスタートになって生活が続く。だけど勉強やライフワークは資格試験もないし、仕事で淡々と続く日々でもないから、始めるのは誰でも簡単だけど、続けることが難しいし、具体的な目標がなく途中で疲れてやめたり、他へ気が移ったりすることがよくあるそうです。

 これはなんでもそうかなと思うよ。西洋甲冑の勉強や制作などは、人生や社会にとって何の意味もないから、よほど自分で目標や理由がなければ長く集中し続けることは難しいやね。コンテストで金賞をとるとか、人間国宝になるとか、具体的な目標がないと情熱を持って10年20年と続けるのは確かに難しい。なんせ、儲けにならず、なんのリターンもないのだからね。

 そんなことで三浦さんが語る話はいくつかあって、段階的に次の三つをあげてた。
1:何かを始めたら。3年区切りで続ける
2:何かを得たいなら、最低10年は続ける
3:人生は、40歳を折り返し地点と考える
 (二十代、三十代、四十代で三つに区切って意識しろ)

 1:情熱的に何かの勉強や作業を始めるなら、とにかく3年は続けましょう!ってことですね。道具を買ってきました、本を買いました、甲冑作業を始めました、メイルを編み始めました、剣術を始めました、どれも3ヶ月で辞めました、なんてのはよくよくある話で、いかに人が情熱を持って長く続けるかが難しいか分かる。だから西洋甲冑でも、ドイツ剣術でも、作業でも調べ物でもなんでも、始めたら根をあげず、好きだと続けて3年経って、そこの一区切りで一息ついて、その先で続けるか辞めるか結論を出すべし、ですね。一生打ち込むことをたった3年も続かないなら初めからやるな、だそ〜です。

 情報の多い世の中では、とりわけ若いうちは、目移りして何でもかんでも興味あるものに手を出してしまうから、一つのことに集中して3年取り組むのは、考えている以上に難しい。だって目標も成果もないのに、3年じっくり意欲的に続けるんだぜ。冷静に考えたら、それを考えただけで辞めたくなる(笑)。

 2:は、この3年続けるのを3回サイクルで続けましょう、って話ですね。世の中なんでもそうだけど、物事を理解するのにはやっぱりなんでも最低10年はかかるし、自分もそう思う。仕事でもないのに毎日びっちり10年間続けるのは無理だけど、日々の中で頭の中で考えたり、暇を見つけて資料に目を通すなどでも継続的になるから、放り投げずにコツコツ意識を持って3年間を3回以上で10年保ちましょう、ってことでしょうね。

 10年も続けてれば、あれこれ見て経験しているわけだから、ちょっとかじった人より十分に知識や経験が備わってるから、そこで初めて概要(基礎)を理解したことでスタートラインに立てるらしい。自分のことを思い返しても確かにそうだなと思う。実践はともかくとして、10年間物事に取り組んでいれば、どんな人でも経験や知識は備わってくるし、自分なりの価値観が持てるようになる。

 西洋甲冑でもドイツ剣術でも、趣味でも制作でも、それを始めたら10年は続けましょうね、ってお話です。もちろんブランク9年でトータル10年とかはダメだし、ほんわか趣味で楽しんで10年経ったとかはダメじゃろよ。それは単なる娯楽ね(笑)。

 3:は前の話と同じかな。自分の生きている時間を考えると、成長期と衰退期があって、人生の有限期間をどのように活動するか考えると、40歳をピークで折り返しで考えなければならない、って話だね。

 若い20代は情熱と健康と時間と可能性があるので、なんでもできるけど、資金と経験が乏しいので何もできない。だから20代は焦って結果を求めず、しっかり基礎を勉強しましょうね、ってことらしいです。初めから何でも揃ってすぐ結果の出る若い奴なんてろくなもんじゃない、って話はちょっと納得してしまった(笑)。

 三十代は二十代の勉強を生かして自分が活動できる一番楽しい時期。まだまだ半人前なのでデカイことはできないけど、二十代でたくさん勉強してきたならば、自分の行動力で自由な活動ができる(言い方変えると基礎がないと何もできないから三十代で始めるとそっからスタート)。まだ何でもかんでも自由ではないけど、実践を楽しくやりながら地道に活動するのがいいんでしょう。確かに世の中でガンガン元気に活躍しているフレッシュ30代はそんな感じ。

 そして40歳になると、積み上げた実績と力で自分の力で羽ばたく。さ〜これから頑張るぞ!と思える一番力の整った時期が40歳前後頃ですな。な、はずなんだけど、40を境に老眼は出てくるし、身体の無理は効かなくなるし、病気はぼちぼち出てくるし、二十代のような情熱や無謀はしなくなるし、結婚していれば子供や親の老後が問題となり、その他の問題がいくつも現れ始め、やっとこれからなのに、自由に活動したいと思う反面、急激に活動のチャンスが奪われる。

 こうして40歳を境にそれ以降は環境が悪くなる確率が高くなるので、プラスとマイナスの合戦が始まり、運が悪かったりするとマイナスに負けてそのまま活動がしぼんじゃう。だから40歳から過度な成長はほとんど期待できないので、逆算して40歳に成るまでにどれくらい基礎がつけられるか?、がその後の踏ん張り勝負になるそうな(天才は別ね)。

 ほんでわたしゃこの話を昔に聞いていたので、40歳まで何ができるか?と考えて勉強してきた。実際40歳を過ぎると身の回りに問題ばかり出てくるし、思っている以上に身体の衰えが急速に進む(これが一番深刻)。

 これが50歳を越えればさらに顕著になるだろうから、人生80なんてのんきなこと言ってられない。身の回りには60〜80歳の人もいるけど、80になって20歳と同じことできるわけないやね。いいとこラッキーのまま60歳が限界かな。西洋甲冑作業やドイツ剣術なんて、どう考えたって体力の世界だから、年齢制限は思うよりずっと早い。
 
 海外の西洋甲冑師を見ても比較的若いし(三十台や四十代ばかり)、引退した人のサイトを見ても意外と早く辞めてる。それだけしんどいのだろうと思うところ。そんなことで、作業だけだと頭空っぽのドカタになっちゃうから、机の勉強でレベルをキープすることになり、その時に若い時の基礎勉強がより大切になってくるようだ。だけど、手作業と机の勉強は両立が難しく、だからこそ体力バリバリの学者系の人が海外では多いんだなと思ってしまう。

 自分はもう残されている時間や活動できる時間は圧倒的に少なく、活動できる時間は計算できるほど少ない。と言って焦ったり落胆しても仕方ないので、自分はマイペースで続けるだけ。若いときに立派になると、人生をダメにするケースがなんて多いことか!だからね。
 
 若い時に自分で掲げた目標は、「長く続けること」「それを長く楽しむこと」って考えたので、生涯目標は「西洋甲冑に終始携われる環境に居られること」と漠然としたものだった。それは今でも変わらないし、ワクワクもそう変わらない。結果でなく、過程を楽しんでいるのね。

 改めてそんなことをぼんやり考えて、時間の経つのはあっという間で人生短い!、と思って三浦さんのこの話を思い出すのでした。西洋甲冑を作りた〜い!の話とはちょっと違うかもしれないけど、何かに打ち込みたいなら、人生の時間をある程度意識して区切っていこうね!といったお話でした。おしまい。

 最後まで読んでくれた人ありがとさんね。





※文章画像の無断転載厳禁
スポンサーサイト
.04 2017 西洋甲冑を造りたい comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://armourer.blog64.fc2.com/tb.php/476-f8549932

プロフィール

マクシミリアン1世

Author:マクシミリアン1世

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。