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「西洋甲冑造りた〜い」って思うとき その10

  「西洋甲冑を造りた〜い」と思ったときに、何をしたらいいか、の簡単なお話「その10」だね。昔に三浦さんからもらったアドバイスや話を思い出しながら、何となく書いてみたので、これから西洋甲冑を作ってみたい人は参考にしてみてね。
(・ω・)ノ

「西洋甲冑造りた〜い」の前のところはこっちどうぞ→ここをクリック

三浦アドバイス、その10
『基礎からちゃんと勉強しな』
 前の話しは、作るなら簡単なものから作ろう!とかでしたね。気持ちが奮い立ったところで、さ〜はじめよう!になるんだけど、ここに来るとやっぱりけっきょく南極大冒険、何をどうして良いか分からない。

 道具を揃えることは前に触れてるけど、とりあえずスタートラインにつくと「基礎知識もまるでないから設計図やアイデアも明確に書けない」って気づく。さんざんあれこれ考えたり手順を考えたり道具を買ったりしても、最終的にはぐるっと回って元のスタート地点に戻ってくる。

 そうなんよ。歴史的西洋甲冑をきちんと作ろうとすると「西洋甲冑とはなんぞ?」の原点から知らないと何もできない。デザイン画を起こそうにも、基礎知識がないから歴史的デザインができない。時代や国もよう解らん。本やネットを見ても、実戦甲冑なのかトーナメント甲冑なのか? 板が2枚なのか3枚なのか? どうやってつながっているのか? もう考えるすべてが解らないで頭を抱える。知っているようでも具体的な構造や形は意外と、いやかなり知らないし知るのは難しい。

 何となく見て、何となく描く絵と異なって、立体造形物はわずかでも形に不自然な箇所や矛盾構造があると途端に動かなくなるし、解らないまま強引に作ると歴史の甲冑とは関係なくなっちゃう。だから無理にすぐ作ろうとすると解らない部分を空想で作ることになって、形も好みになるから、だんだんオレ様ファンタジー甲冑になってく。

 真剣にやろうとすればするほど細かいところまで気にしなければならなず、常にオレ様ファンタジーの誘惑が手招きしてる。そして何十時間何百時間と調べるのがイヤになって「解らないからテキトーな形でファンタジーでいいや」になっちゃう。初めにも書いたように、基礎が解ってないとホントに構造設計できない。

 と言うことで三浦さんの提唱するのは、きちんと歴史の西洋甲冑を造りたいなら、きちんと基礎から勉強しな、って話になりまする。専門書をガッチリ読めってことではなく、専門用語をある程度理解して、英文のなかで専門用語が「?」にならないようになればオッケ。そして全体が漠然と解釈されるだけで後は資料を読みながら段階的に細かいことが解ってくる。
 
 専門用語が解るようになると、本やネットに書かれている説明が解るようになって、その説明から内容(知識)が伝わってくる。そうして説明が分かれば時代や形の理解がおおまかにできるようになる。たとえば、

「15世紀前期ではフンズゲーゲルのバシネットが一般であった。このバシネットはカメイユをヴェーヴェルで固定するのが一般で、ヴェーヴェルは革の帯を通り抜け、通し紐で固定されていた、兜の淵はラッテンで飾られていた。図23のエフィギーはそれを示している。同じ時代でドイツ地方ではカステンブルストの鎧が利用されたがすぐに廃れた。この時代の胴鎧はプラストロン、またはプラストロンドゥフェールと呼ばれていた。この時代ではまだプラストロン、またはブルストとフォールドの区別があまりなく、タンレットが大きくタセットはまだない。時代がやや進むとタンレットが次第に小さくなってタセットが大きくなる。それと同時にフォールドとプラッカートが連結してくる。鎧下もガンベスンからジーポンに移り変わり・・・」

 外国の簡単な(初歩的な!)概説を読むとだいたいこんな説明なので、専門用語が解らないと意味が理解できないでござる。英語が読める読めないはあんまり関係なくて、専門用語が8割りのハードルだと思ってる。

 結論として、三浦さんが語るように「とにかく基礎を勉強しなさい」に行きつく。基礎の勉強とは本をたくさん読んで記憶する勉強ではなく、全体を構図や仕組みや流れの「基礎と原則」を理解することなんでしょうね。基礎と原則が解ればあとは応用なので時間とともに理解が進む。基礎がないのに応用ばかりやろうとすると、いつまで経っても前に進まない。

 難しい大学の勉強じゃないんす。専門用語を知って書かれていることや説明されることが、絵や構造でおおまかに解ること。時代や国が別れていている初歩的なことを理解するだけで、ネットで見たイラストや解説で何のことか理解できるようになる。ホントに基礎だけでいいんだと思う。その上にさらに積み上げる知識は、人それぞれの必要性の違いだと思う。
 
 三浦さんが常々語っていたのは、「知りたかったら勉強しな」ってことですのう。西洋甲冑が知りたかったら、興味があったら、作りたかったら、どんなことにせよ基礎から少しづつ勉強するしかないんだよ〜ってお話でした。

 まとまりないけど、最後まで読んでくれた人ありがとうです。





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.08 2016 西洋甲冑を造りたい comment0 trackback0

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マクシミリアン1世

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