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脛当を造るぞ その12 表面を研ぐ

つづき

 すべての造作が終わったので、最後に磨きをするよ。

 と言っても単なる磨きではない。今まで何度も書いてるけど、初めは凸凹を削り取る「研ぎ」ですな。磨きはポリッシュで、研ぎはグラインドですな。言葉の通り研ぎは研ぐので凸凹が削られ平らに均されること。だからハンマーでたくさんの凹凸を残すとこの時に苦労しちゃう。だから研ぎの前には可能な限り、よくよく表面を平らにしておく。
 
IMG_7323.jpg
↑初めはディスクグラインダーでガーッとサビ落しをしておく。この時に変な凹凸や歪みが気になることもあるので、この段階ならまだ修正が効くので、気になったら修正しておく。叩いて歪んで前後が合わさらなくなってしまったら、それは微調整の域を超えてしまった修正になるってことだね。

IMG_7373.jpg
↑すべて機械でやってもいいんだけど、曲面の多い部品は機械で簡単にできない。機械は早くてラクだけど、綺麗にできるかは人の手の問題だと思うので、機械は補助で過信しないようにしてる。だからまずは手でゴリゴリと研いで行く。まさに研いで行くような物で、鉄の粉がガリガリと出てくる。

 脛当は形が不安定でやりにくく、あらゆるパーツのなかでもっともやりにくい形だと思うね。抑えるのも難しいし、固定ジグとかいちいち作ってらんないし。力がかかるので右腕も左腕もかなりしんどいのでこの作業は勘弁願いたいのよ。

IMG_7374.jpg
↑でもこうやって地道に丁寧にゴリゴリ削って研いでいると、手で触っても分かるほど平らになってく。電子計測すればひどい凸凹だけど、初めに比べるとずっと平らになる。パッと見でも綺麗になるなと思うよ。機械で作って綺麗すぎると返ってウソ臭くなるから不思議だ。

IMG_7375.jpg
↑ところがぎっちょん。横目に対して次は縦目で研ぐと、見えなかった凸凹がはっきりする。黒い凹みならヤスリが触れてない深い凹みで、縦目で研いで見えるのはあと少しの凹み。縦目で研いで綺麗にしても消えないのが中くらいの凹み。だから縦目でも凹みが消えるように、ひたすらひたすら研ぐ!
( ;´Д`)

IMG_7376.jpg
↑横目で研ぐ、縦目で研ぐ、これをやっても消えない凹みはこのように最後まで残る。これを研ぎで消そうとすると周りを削りすぎちゃうので、ここまでの凹みは裏から少し叩いて凸で均して、そして研げばすぐに綺麗になる。これは面倒だけど、やればやるほど綺麗になる。言い方を変えれば、初めに丁寧にならしておけばこの苦労はあんまりないのでござる。

IMG_7379.jpg
↑ざっと研ぎを終わらせた前の左右。縦が終わった終わりではなく、また横目で研ぐと、また新たに凹みが浮き上がってくる。だからまた横目で研ぎをする。凸凹具合にもよるけど、これを2〜3回往復するとだいたい目で見た感じで平らになる。

 やっぱりこの作業が一番しんどい。凸凹なんて気にしない!ってルーズな性格はある意味うらやましいやね。
(´Д`;)

つづく





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.19 2016 新しく造る comment2 trackback0

comment

マクシミリアン1世
> 安井英舜さま
機械でもできるんですけど、初めはどうしてもウネウネするばかりでフラットにならないんですよね。
包丁と一緒でまさに全面を「研ぐ」なんですが、これ本当にシンドイです。普通の人はまずやらないでしょうね。(笑)
2016.03.22 18:08
安井英舜
お疲れ様です。
こんな大きい鉄を紙ヤスリ(?)で削るなんて考えただけで気が遠くなりますね。
鉄でも木材のようにサクサク削れる紙ヤスリがあったら良いのですが。
2016.03.20 16:01

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