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脛当を造るぞ その9 金具造り

つづき

 2回目の試着をするのだけど、当人がすぐに来るわけではないので、待ち合わせすると当日まで何日も何もできないのでこれがけっこう困る。だから脚の石膏像をくれ、となる。だがそれをやってくれる人は日本にはいない。

 試着まで数日あるので、とりあえずその間に金具を造ることにした。今回使う金具は、片方の脛当の側面に使う蝶番2個と、ベルトを留めるためのバックルを2個。それが左右脚だから合計4個4個を造らなければならないのですね。

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↑まずは蝶番を作るよ。板を重ねて中央を削り軸棒を差し込む。蝶番は上と下で形が違うので、それを左右づつ作るのじゃ。原型ができたら、大きさを決めて削り取る形を決める。デザインは実物に近いのが理想だね。実物より若干大きいんだけど、そもそも脛当が太くて大きいので、それに合わせて一回り大きくしたん。

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↑輪郭を削り取ったところ。画面左側は削り取っただけの形。画面右側は軸棒を固定して磨いて完成させたところ。これをすべて完成させる。形を削るのも面倒だけど、左右で同じ形にしなければいけないので並べてチマチマ修正してく。海外で機械で造ったのも安価であるけど、機械抜きは整って綺麗だけど、綺麗すぎて何か魅力ないんだよね。

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↑バックルをゼロから造るのは結構面倒。鋼材を加工して造っても市販のもとの基本は同じ。そんならばと市販の物を準備して、それを加工して新しく造ることにしたのね。市販品はそのまんま使っても機能は同じだけど、デザインが合わないから加工しないとダメなのよ。

 これはその順番の様子。画像を残すために順番に加工して並べてみた。いっぺんにやると楽なのに、画像撮影のために工程を止めるので面倒なことしましたね。上から、市販品、メッキはがしと金具外し、叩いて形成、ヤスリで形を造作、板を噛ませて削って完成。後は4個作って磨くだけ。

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↑というわけで、蝶番とバックル各4個づつ作りました♡全部磨いていちおうこれで完成となるのかな。こんな小さい金具であっても一つづつ手で削って行くのでえらく時間がかかる。すごい時間がかかるので、これだけでも誰かにやってほしいくらいだよ。そしてお安い誤用だ!と作ってみると「4日かかったので2万円いただいていいですか?」みたいになるんだよ。海外で型抜きされた安価なのもあるけど、使うのはだいたい毎回大きさが変わるから、まとめて買ってもそんなに使えないんだよね。

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↑これはおまけ。ひとまずこれで4個4個の金具が全部できました。

 蝶番やバックルなんて100円ショップで売ってるほど簡単だろ、とか思った人はゲームオーバーなので、そう思った人は便所掃除から出直しましょう。私からすれば、西洋甲冑だの鈑金だの憧れてはじめる前に、基本的な蝶番とバックルからやってみな、って思う。4個4個使えるものができたらおめでとう。できなかったら台風に飛ばされてスタートに戻るだ。そして「西洋甲冑」の漢字書き取り100回書くからやり直しね。

 こうして作っていることで時間がたち、試着2回目をしましたよ〜。試着して確認できたら、また次の追加修正をしましょう。

つづく





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.09 2016 新しく造る comment0 trackback0

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