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脛当を造るぞ その5 前後を合わせる

つづき

 前後左右の概形ができたら、次は前後それぞれを互いに合わせるよ。

 前の左右と、後の左右ができ上がったら、それぞれの前後を合わせてみますのです。気持ちとしては前の左右は同じ形に近いし、後の左右も同じ形に近いので、左右の前後もだいたい同じ形になってるはず。ある程度しっかりと形成していれば、それぞれの前後はふくらはぎのラインが合うはず。異なるのは縁の角度かな。

IMG_6777.jpg
↑そんなことで、まずは前後を合わせてみる。単品で形成した時はできる限り脚の形に合わせたので、合わせてみると理論上は前後とも同じになるはず。ぜんぜん合わないなら前後の形がまだチグハグになってることだね。

 多少はズレがあるのでこの時に前後が合うようにするん。前後の縁は角度がまだ正確じゃないはずだから、合わせを見るとまだ隙間がある。それを叩いて合わせれば重なりの隙間が無くなる。

 もちろんこれはふくらはぎの外周を計測して、その寸法を残してることが条件。ふくらはぎの外周が分かっていないのに綺麗に丸く合わせても、外周を指定してないと大きすぎたり小さすぎるので、石膏像の脚がない限り、外周のサイズ確認はだいじですよん(でもこれがたぶん一番難しい)。
 
IMG_6786.jpg
↑これは合わせて叩いて縁のカーブラインを合わせたところ。ふくらはぎを中心に、前後の縁がほぼ合っているのが分かる。ここまで合わせをすると前後が互いに収まる形で合体できる。ここまで合わせをやらないと合体できず、これ以前までは強引にやっても重なり合わすことができない。

 「合わせるだけ」と簡単に聞こえるけど、合わせも前後の基準を合わせたまま合わせるので意外と難しい。合わせる基準がないと叩くうちにズレて来て上下の位置がチグハグになってくる。斜めだから合わせがズレて来るんだよね。これを防ぐために溶接で固定しちゃう外国の甲冑師もいるけど、溶接は現代的でちょっとズルいなと思う(笑)。

IMG_6788.jpg
↑(正面)そんな四苦八苦して前後と左右をおおまかに合わせてみたところ。厳密な形でなくても左右が似た形になってることがだいじ。

IMG_6789.jpg
↑(背面)こちらも左右前後を合わせたところ。板の重なりがおおまかに合っているので、側面の重なり部分に隙間がないよね。この段階はふくらはぎのラインが前後で合っていること、そしてそれが左右で合っていることの段階。長さや裾の形はまたあとで。

IMG_6790.jpg
↑(側面)右左がどっちかよく分からんけど側面。叩いて形が変わるので、微妙に左右で違いが出てくる。これが機械で造るのと違うところかな。

IMG_6791.jpg
↑(側面)ここまでできると作業としてやっと1歩進んだ感じ。何も知らなければこれで十分じゃね?的に見えなくもない。でもこれからまだたくさん叩いて脚の形に合わせて行くので、苦労するのはこれからも続くですよ。大変なのはただ形にすることではなく、着用者の脚の形に合わせて行くことだ!

 いちおうここで外形の原型がおおまかにできたところで一区切り。このまま進めても良いけど、ふくらはぎの具合を確認してから進みたい。なぜなら進んでから「サイズが合いません」では洒落にならないので、この形で脚の形になっているか、第1回目の試着確認をしたいのでした。

つづく





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.24 2016 新しく造る comment0 trackback0

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