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腿当を修繕しよう その1 はじめに

 鉄靴に続いて今度は腿当の修繕をしますよ♫

IMG_7520.jpg

 脚鎧は、腿当、脛当、鉄靴、と連なるので、全体が互いにきちんと設定されてないと綺麗にまとまらないので、脛を準備するには隣合うパーツの腿当と鉄靴を綺麗に整えることが必要条件。隣のパーツが無ければ独立して新作を造ればいいけど、初めから他のパーツがある場合は、ジョイント部分が整ってないと連結できない。そんなわけで、今回は脛当に連結する腿当でございます。

 今回預かった腿当はこれ。アメリカ製で鉄でできている一般的な中古品。歴史的な形をできるだけ模倣してるけど厳密な形じゃない。厳密な形だとどうしても高価になるので、一般人が購入できるよう、難しい部分を省略した簡易型のヒストリカルデザインでございます。イメージとしては15世紀イタリア・ゴシック式ですね。

IMG_7228.jpg

 知識がなければこれが歴史的な構造だと思う。だいたい合ってるけど完璧ではないので、これらは参考程度に見るのが良いのでしょう。形自体を改造すると大変なので、問題があるところだけ少し改造して、あとはベルトを交換して綺麗にするだけ。腿当、脛当、鉄靴が全体にひとつの脚にならないとみっともないですからね。

 この腿当は見るからに大きい。大きいと言うよりは太いですな。私のサイズでも太い感じ。まさに持ち主を選ぶサイズですよ。長いのは問題ないけど、実は太いのは様々な問題が生じるので難度が上がるのでござる。太くなるのはカーブがきつくなって可動範囲が変わるので思っている以上に厄介。
(´Д`;)

 今回はその太い腿当を修繕しますよん。主な修繕点は次の予定でございますです。

・不具合のある箇所を少し修正する
・膝下の板が丸いので15世紀風な形に削る
・革ベルトをすべて交換する(+吊り下げバックルの追加)
・鋲の取付けが雑なので、分解してきちんと留める
・分解ついでに全体をクリーニングする

IMG_7230.jpg

 初めて見るなら、この腿当は何が問題なのか分からない感じ。それくらい何でもないけど、細かく見ると脛当と合致しない点が多い。上に上げた修繕点はそれらの要点。脛当と条件や作りが異なると全体のバランスがチグハグになって頭が悪そうに見えるから、全体の基準をある程度整えることが大切。

 だからここでは大きな改造や修理は一切しないのね。歴史的な構造ではないからと、全部に手を加えてはきりがないし、痛んでいるからとすべて凹みやキズを新品のように綺麗にしていたら新作を購入するような費用になっちゃうから、そこまではしないのよ。

 今回はあくまでも全体のバランスを取ることが目的で、歴史的再現は絶対条件ではなくて、希望的目標と言ったところですな。本格的な歴史再現は信じられないほど大変なので、予算の範囲でやりましょう。

IMG_7229.jpg

 というわけで、痛んだり錆びているのも含めて、こいつを綺麗に修繕するのでございます。修繕にはまず分解が必要なので、面倒くさいけど総分解しますよん。

つづく





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.20 2016 修理・改造作業 comment0 trackback0

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