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サレットを改造するのだ その2 改造点

 まず、今回の改造点を挙げてみよう!

 形をいじるととんでもなくたいへんなので、気になるところがあっても形は触らないのが原則。なまじっかちょっとでもハンマーなど入れようものなら、全体の形が一気に崩れて後処理が大変になるから、こういったものは気になっても触らないのが吉。そもそも溶接したものは通常のハンマー鍛造ができないから、改造には極めて不向きなんだよね。

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ヴァイザーの上へり部分。
 左右の形がチンバなので、触ると痛い縁のギザギザをヤスリで削って形を整える。これは難しくないので、ちょっとやればすぐ終わって、仕上がりがぐっと良くなるので、地味でも進んでやりましょう。

 ちなみにプラスチックのように簡単にちょいちょいと削れないし、かといってグラインダーでガーガーやると綺麗にできないので、面倒がらずに手持ヤスリで地道に丁寧に削って行きましょう。こんなものは手でもすぐ終わりますよ。

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ヴァイザーの覗き窓のなか。
分かりにくいけど、覗き窓の中をよ〜く見ると、鉢金の額金のラインが見えている。これではほとんど外が見えないので兜としては致命的。鉢金とヴァイザーの水平を取って定位置が確定したら、そのラインでこうして重なっている鉢金の縁を削って切り落とす。繊細な調節だから、手間のかかる面倒なので、省略されているんでしょうね。

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兜側面の開閉突起
本式のメカニカルなボタン式ではなく、単なる突起にヴァイザーが引っかかっているだけ。これではヴァイザーを力で持ち上げないと開閉できずとても不便だ。あと重なりの部分が合っていないので、ぷかぷか浮いてかっこ悪い。縁の折り曲げ部分も相互に重なって余計に浮いているので、ここもカットして歴史的な形にする。

 それ以外は、兜のなかにある、頭の当たる吊り天井の革を、接着剤ではなく、きちんと鋲で留めて革で縫い付ける本式のやり方にする。細かく言うと、縁の折り返しは表裏逆なんだけど、これは改造できないので放置。一般人にはそんなの見ても区別できないしね。最後に顎紐を取付ければ終わりかな。

 では改造をやりましょう!





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.25 2014 修理・改造作業 comment0 trackback0

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