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古いゴーントリットの修繕 その5 組立準備

 磨きが終わったら組立の準備をしますよ!

 画像では左手のみを裏面にして置かれてる。各パーツの裏側には錆び止めのペンキが塗ってありますよん。普通に油を塗っておけば錆び止めになるけど、油だとベタベタして使えないから、普通にペンキ塗っときます。

 錆び止めを塗り、表面も錆び止めを塗っておく。こうすれば自由に手で持っても問題ない。表面に錆び止めワックスを塗っておかないと、こうした組立作業をしている間に、翌日に錆びちゃうから気をつけてね。

 裏に錆び止めペンキを塗るとそれまで印をしたナンバーが消えてしまうので、それも気をつけてね。保険のために黒マジックで番号を書いておくと、もしものときに混在しないのでおすすめよ。それ以外は、ゴーントリットに取付ける革を先に留めときままっす。組み立てしてから革を取付けようとするととても苦労するので、革部品は組立前にしっかりきっちり済ませておこう!

 ちょっと分かりにくいけど、4本指先のところにも革のベロがついて、これは4本指とを留める革だ。中央のストラップは手のひら用のもの。あとは袖口のぐるりと一周する革帯の固定ね。

IMG_1062.jpg

 こうして作業が終わったものを見ると、とても簡単そうで誰でもできると思ってしまうけど、それは罠!トラップ! やると分かるけど、どこにどんな鋲を使うか考えるのは自分の頭。今回のこれは初めから半分ほど穴がいているからわりと簡単だけど、それでもよく考えて、不具合があるときは調節や変更を加える。

 穴の位置はかなり真剣に考えないと、組み立てしてから干渉して開閉できなくなったり、動かなくなったりするので、穴の位置を決めるときは1ミリでも真剣に悩まないと危険。しつこいようだけど可動部分は鋲の位置と加減で構成されているので、少しでも合わないとすぐに問題が生じてしまうのだ。テキトーでも何とかなると思っているのは大間違いじゃ。

 その他に、3ミリ鋲を使うか?4ミリ秒を使うか?、革の厚みは厚口?中口?薄口?、固めの革?中堅の革?、柔らかめの革?、厚さに応じて鋲の首丈は4ミリを使う?6ミリを使う?、ワシャーをかませておく?、先に留めておく?、のようなことを一カ所ごとにしっかり考えて順番に進める。

 ゼロから物を造る人ならそんなこと当たり前だけど、知らないと、様々な選択にとても悩まされてしまう。別段、無理に細かく決めずに無視して進めても良いんけど、不都合が起きても容易に修正できないから、問題が起きても諦めるしか無く、けっきょく不満の残る仕上がりになることが多々ある。きちんと丁寧な方が、後々自分のために良いのでは、と思うところ。
( ´¬`)ノ

 さて最後に、袖口の革帯は意外と面倒で、長さ大きさをきちんと計って、ひとつずつ鋲で留めて行きますです。この場所は鋲を打ちにくいので、鋲の熟練度が低いとこの部分はうまく留めることができないので、何度も言っているように、甲冑鈑金をやる前には、1にも2にもまずは鋲の練習から入らないとダメなのでございます。

 というわけで、錆び止めや革留めがしっかり終わったら本体の組立に進むよ。
(´ ▽`).。





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.20 2013 修理・改造作業 comment0 trackback0

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