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古いゴーントリットの修繕 その4 磨き

 錆取りが終わったので次は磨きですよん。

 もう錆取りの段階で十分ピカピカではないですか!なんて思ってるのはド素人。たしかにピカピカ光って輝いているけど、粗いので銀スジがたくさん入ってる。このままではすぐ錆びるし、銀スジの方向も整っていないから、これを綺麗に磨いて輝かせま〜す。
( ´ ▽ ` )ノ

 私は青棒で鏡面磨きにはしないので、適度に磨いて落ち着かせます。ピカピカにしすぎると背景が映り込んで返って汚く見えるし、ちょっとでも錆びると酷く目立って余計に汚く見えるから、なにごとも程々の磨きにしておく。磨き専門の人から見れば、こんなの磨きに入らね〜、と言われそうだけど、武具ですからそれ相応でいいんでないかと思ってる。

 下記の画像は磨き終わったところ。錆び落しとあまり変わらないけど、画像を並べて比較するとけっこう違うんだよね。このへんは自分でやってみるとよ〜く分かるよ。

IMG_1037.jpg

 よくこういった作業をすると、何の道具?とか、何番ですか?とか、工業的に品番や数値を聞かれるんだけど、そんなことは知らないしほとんど考えていない。テキトーにあれこれ買ってきてテキトーにやっているうちに結果が出るので、何で何をしたか分かっていないことが多い。終わってから振り返って、良いものを次に行い、旨く行かないことは次にやらない、のようなことを繰り返しているだけで、上手くいったらそれが正解だね。(笑)

 別に伝統でもないし、正しい効率の良いやり方がある訳ではないので、好き勝手自由にやればいのだ。溶接や工作機械を使ってチャチャッと形を作って満足するのも自由だし、樹脂や3Dプリンタでそれっぽく形を作って満足するのも自由だし、ハナクソほじりながら逆立ちして作っても何でも自由なのだ。

 大切なのは「何をもってそれをしているか?」であり、形だけを求めるのか?、鉄材であることを求めるのか?、着用できることが目的なのか?、自由に動けることが目的なのか?、耐久力があるのが目的なのか?、構造を学ぶために製作しているのか?、歴史的再現が目的なのか?、オレ様ファンタジー甲冑を造るのが目的なのか?、金儲けしたいのか?、目立って有名になりたいのか?、はてはこれらの多くを求めているのか?
 など目的によって作業の質や工程は大きく変わっちゃう。着て動ける西洋甲冑が欲しいのに、溶接で1ヶ月でテキトーに作って、それでいて「着れないし動けない」では、まったく意味がない本末転倒だよね。

 だから西洋甲冑を造りたい、作業をしたい、と言ったことを望んで何かをするときは、「何のためにそれをする」「何のために作る」の目的をしっかり持てば、自然と道具も工程も必要なものがしぼれて来ると思うよ。自分の目的と規模が分かれば、海外の大規模生産の真似をしようと工業機械をたくさん購入する必要もないし、土地も財産も自由にある芸術家と同じことをする必要もない。

 「自分が何を目指して歩いているかが、人生の行動でとても重要」なんて話は三浦さんからよく聞いているから、私はのんびり亀のような人生で何も成果は得られていないけど、知識を探求することを主体としているので、これが自分の目指す方向への最適ベターだと思っているのでオッケなのでざます。
☆^∇゜)

 さてここまであっさり進んだようだけど、それなりに時間掛かってますよ。一番大変な磨きもようやく終わったので、あとはじっくりと組み立てて行きましょう。まだまだやることはたくさんあるぞ。





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.14 2013 修理・改造作業 comment0 trackback0

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