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アメリカ:シカゴの旅 その10

シカゴ科学技術博物館の最後に。
この科学技術博物館の中にある、Uボートの展示場でございます。

博物館の中に、もう一つ別の博物館があって料金が別。さらに中のガイドに参加するとさらに別料金なシステム。合計するとそこそこな料金だけど、それぞれに興味があるだろうし、有料なものの多くは維持管理が個別にかかるものだから、ある意味必要ない人にとっては、個別料金でも良いのかもしれないね。

しかしこれは、来る前は話で聞かされたけど、中に入ってみるとはるかに想像を超えてましてびっくり仰天だった。もしかしたらシカゴはこれを見るためだけに来ても良いかもしれないし、別料金なのも分かるけど、これを見れる経験ができるなら、むしろこれだけの入場料は安いと思うほど十分な価値があります。これだけを見るためにシカゴまで来るには高すぎるけど、取材や観察なら、決して損はしない展示でしたよ。
(^∇^)

IMG_0296.jpg

ちなみにユーボートって知ってるかな? 今さら感があるけど、第1〜2次大戦中にドイツ軍が使っていた潜水艦のことで、映画でも有名だね。ドイツ語ではウーボートって呼んで、ウンターゼーボート(水の下の船)の略称で、単純に潜水艦のことでござる。あまりにも有名になってしまったので、イギリス・アメリカからは、ユーボートの固有名詞になって英語読みされたものですね。これは本当に強力な兵器で、後発に参戦したアメリカさえも多大な被害を受けたのは、このU-ボートのせいで、その恐ろしさと被害状況が細かく展示されてます。

でもだからって、終戦の時期に大西洋アメリカ沖で拿捕したU-ボートをそのままアメリカに持って来て記念に保存しておくってスゴい発想だよね。ほとんどのU-ボートが撃沈されてしまったので、こうして破壊されずに拿捕されたのは、ある意味歴史的な記録だと思うよ。
とっても面白いから、興味ある人はウィキでも読んでくださいね。そこの説明では、ここの展示物はU-505の型式らしい。

どれくらい有意義な展示かは見ないと伝わんないです。ここには現物の潜水艦以外にも、拿捕されたときの船員や、それを捕まえた軍艦の人達も紹介されているし、爆雷やヘッジホッグ、U-ボートの取り外した機関砲や魚雷の模造品などもあって、その力強さを見ることができますですよ。上の画面を見ても分かるように、とにかく広い半地下にU-ボートが置かれ、様々なものが展示してあったよ。

綺麗に修繕してあるけど、綺麗にしすぎず、機銃を受けた部分などはそのまま穴が空いていたので、これはスゴいなと思った。魚雷を積み込む映像が流れていたけど、よくもま〜こんな潜水艦にあのデッカい魚雷をたくさん積んでいるなと感心するとともに、魚雷を上から滑り込ませるように積み込む機構はビックリだ。良くこんなものを開発したと思うし、大戦中にもかかわらず、次から次へとよく新兵器を開発したなと思うのだ。まさにガンダムの1年戦争の世界ですよ。

IMG_0293.jpg

画像で見るとちょっと大きさ分からないけど、けっこうデカいです。そして別料金で中に入って通路を見学できるコースを参加しましたよ。15分くらいに順番に進んで説明を受ける。もちろん英語だけど、何の話をしているかは何となく分かるのでだいたい想像でオッケでした(いいかげん)。
魚雷室から寝室から操縦室からエンジン機関室まで、順番に全部歩いて説明を聞ける。当たり前だけど全て本物だし、戦争で人が使っていたものだし、標示は当然ながらドイツ語で表記されてる。

そしてU-ボートはこんなにデカいのに、中は想像以上に狭い空間で、部屋は細長く筒状につながっているだけでさらにビックリ。空間と言うにはあまりに狭いもので、ところ狭しと機械類があってごちゃごちゃして、内径2メートルもない。ほとんど宇宙船の中のように狭い。潜水艦はデカいけど中が狭いのは、浮上装置のバラストタンクや二重装甲になっているなどで、壁が厚くできてます(装甲とはちょっと違うよね)。

いやはや、潜水艦はどの時代でも国でも、攻撃を受けるとほぼ確実に船員が死んでしまうので、潜水艦だけは乗るの勘弁してくれと思ったよ。
(;ω;)

ここのホールをぐるりと撮影した動画があったので貼付けておきますね。
U-ボート展示動画

下の画像は、出口近くにあった模型でございます。空母と護衛艦の模型だけど、かっこいいから撮りましたどうやらこれがU-ボートに撃沈された空母みたいです。出口のところに撃沈された船と、死亡した人の数がパネルに並べてあったけど、数千人死んでいることが良く分かります。いやはや戦争はするもんじゃないですね。
(´・ω・`)

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IMG_0357.jpg


話は関係ないけど、どうも仕事スタイルや考え方の違いに目が行くようで、ここでも仕事している人達はビックリするほどラフなんだよね。仕事してる人達も普通にダラ〜っとしてることが多いし、気軽に話しかけてくるし、ペアで仕事しているゲートとかだと、二人でおしゃべりしながら動きながら(直立ではない)チケット拝見とかしてる。しばしば「見てねーだろ」と思うけど、それほど気楽に仕事しているんだろうね。でも不真面目とは違うんだと思うよ。

なんていい加減な仕事・・・だ、なんて思っていると大きな誤解で、何かあったときは正面からぶつかってくるので、悪ふざけや喧嘩は厳禁だ。日本だとトラブルがあれば担当の人が警備さんとか呼んでつれてくるとかだけど、こちらの国は、まず自分から体を張って仕事の責務を果たすから、暴漢などで激しくなると職員がその場で対処するし、解決できないとすぐ警備さんも警察官も来るし、時には周りも手助けに入るから、この国でナメタことするとエラい目に遭うから、悪ふざけと喧嘩は本当に御法度だ。
☆^∇゜)

以上でシカゴ科学技術博物館はおしまい。
シカゴ美術館に話を戻しますよん。

つづく





※文章画像の無断転載厳禁
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.26 2013 海外旅行記 comment2 trackback0

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マクシミリアン1世
安井英舜さま

もうアメリカのスケールは桁違いなので、何を見ても笑うしかない感じです。
模型も綺麗ですよね。きっとプロの方が作ったのだと思います。

ドイツのセンスは本当に独特だと思います。外国に行ってもドイツ人の感性は光ることが多いので、一目置かれるドイツ人と日本人は、遺伝子的に何か違いがあるのかもしれませんね。
2013.04.29 15:47
安井英舜
いや~、Uボートが丸ごと置いてあるなんて、ホントにアメリカの博物館のスケールはすごいですね!
あと写真のジオラマもすごい!まるで時間を止めた空間の一部を切り取って置いてあるみたいです。アメリカのモデラーの技術はすごいなあ…。

前日分にも書いてありましたが、ドイツの兵器は確かに美しいですねえ。
僕は特に戦車と装甲車が好きで、昔はよくプラモ作りました。
でも戦艦は、日本の大和型が世界一ィィィ、美しいィィィ と思います。
2013.04.26 11:18

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