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アメリカ:メトロポリタン美術館 その3

さてさて、メトロポリタン美術館に入りましたよ!
ヽ( ´¬`)ノ

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いや〜夢にまで見ていたメトロポリタン美術館の西洋甲冑展示場でございます。生きているうちにいつか一度は来たいと思っていたけど、まさか本当に来れるとは思いませんでした、と思いながら感動に包まれてしまう。自分の力だけではまず来れないので、こうして西洋甲冑ガイドとして雇われて来れたのは何ともありがたい待遇に、心から感謝でございます。
(;´д⊂ヽ

上の画像のここは、西洋甲冑武器コーナーのセンターホールで、壁際にも多数の甲冑が飾ってあり、その間には隣に行く通路口があり、そこから各部屋に枝分かれして分野ごとにあれこれ甲冑武器が飾ってあるのでございます。各部屋の写真を撮ってもしょうがないのでぜんぜん撮ってないけど、このセンターホールはとても広くて綺麗なのでこうして撮ってみました。

天窓があって昼間はけっこう明るいのでここは写真が撮りやすくて良い。ケースが乱反射して日光は大敵だけど、暗くて撮影できないよりは良いよね。基本、フラッシュを使わなければカメラ撮影は自由だし、ケースに入っているので、叩いたりしないかぎりは接写撮影してもオッケなので、資料集めの場所には良いところだなと思った。枝分かれしてる各部屋は照明が少ないので、一眼レフカメラくらいの良いカメラでないとフラッシュなしの撮影はかなり厳しい感じでございました。

この博物館の説明パネルはごく普通で、そこから詳細な情報を得ることはほとんどできない。おおよその年代とか、使用者とか、寄贈年月日など、読んでも構造や技術は何も分からない。それにここの甲冑はかなり修理修繕されているので、何も知らないと、壊れていることも、修繕されたことも分からないので、見たままを情報にするとけっこう誤解してしまうけど、これは専門知識や情報が無いと分からないよね。

上の画像を見ても分かると思うけど、人がぜんぜん写っていないでしょ? これは閉館のときに最後までいて、職員さんに追い出される最後の最後まで残って、引き下がるときに振り返りながら撮影したのよん。そうでもしないと日中はウジャウジャ人だらけの写真になってしまうので、あえてこうした人のない写真を狙って撮ることにしたのでございます(作戦成功)。部屋には石柱があるのでそれを避けて撮影したから、写真よりもう少し広い感じでしたね。

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なかなか広さが伝わらないけど、上の画像はセンターホールの中央に置かれている騎馬甲冑展示の集団で、この画像はネット上にどこでも出ているのでよく知られてるね。見ての通り大きな騎馬像が4体も贅沢に並んでる。この感覚で最初の一番上の画像を見ると、その騎馬像4体が小さく写ってるでしょ? つまりそれくらいこのホールは広いことになるのですよ。

博物館の中にはフードコートもあって、高いけど食事ができるのは便利で〜す。しかしユーロ、ポンド、ドル、とそれぞれを使ってきたせいかなかなかお金に慣れず、コインが使いにくくて仕方ないのね。分からないからと紙幣ばかり使ってコインを放置すると、財布はコインだらけになるから、どんどんコーラやスニッカーズでも買ってコインを使っちゃいましょう。
♪( ´▽`)

忙しくてスケジュールを良く覚えてないけど、とにかくひたすら二人で写真撮影していたことしか覚えていないなぁ。限られた時間で詳細な撮影と情報獲得をしなければならず、また一つの甲冑にたいして規則的に多面的に撮影しなくてはいけないので、疲労を無視してひたすら撮影するしかない。当然時間が足りないので、ある程度は諦めることも覚悟しなくてはいけなく、必要度合いの少ない武器やパレード甲冑、17世紀の甲冑はテキトーに流すのね。時間配分と目的はとっても大切。

こうして最終的にはパレードアーマーなどのコーナーはいっさい見ないまま終了。オリエンタルアーマーの部分も歩いて見ただけと、とにかく目的のためにいくつもの情報は斬り捨てちゃいました。でも斬り捨てたことと慌てふためいて何も学ばないのは違うので、撮影をしながらも、休憩がてらに二人で会話し、多くの意見交換や専門説明をすることになりました。ある意味勉強会みたいな見学ツアー状態になったわけだけど、撮影以外でとっても喜んでもらったのはこちらこそ光栄でありました。
(´ ▽`).。

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西洋甲冑は、武器や剣と異なり、立体的で複雑なメカニズムが密集しているから、見ただけでは分からないことがたくさんあり、仕組みと意味を知ることでビックリしてしまう。現代でもよく使われている機構や原理も多いので、現代技術と照らし合わせても面白いんだよね。

で、こうした面白くて難しい話ってのは日本でなかなかする機会がないんだけど、機会があったとしても現物が無いと説明できないのが最大の難点になっちゃう。たとえ本の写真があったとしても、それは本の写真についてのみの疑問と答えであって、総論や時代背景や変遷までの深い説明はどうしてもできない。他の甲冑や時代の写真が順番に詳細にないからね。

でもこうした博物館では、現場に立って一つの疑問から説明をし「なぜなら…」「そのあとに…」と言った全体の総論や経緯や変遷を具体的に説明できるので、全体を広く深く説明できるので、紙や言葉だけとは喜びと知識の量がぜんぜん異なるんですよ。こうした現物のある説明は、西洋甲冑の変化と、当時の歴史や感性を感じることができ、何とも楽しい会話になるのでございます。

なんてことを解ってくれて私をガイドにつれて来てくれたのは、ホンマに感謝でございます。価値が解るってのは、それは知識やお金とは異なる、見えない財産だと思っています。価値が解らなければ、人は仏像を盗んだり破壊したり、お金にならないからと文化財を破壊したり、こうした甲冑武器も理解できず保存せずにゴミのように捨てちゃうんだから、「価値が解る価値」ってのは本当に大切だな〜と思いました。

さてそれでは、他の展示物もちょっとだけ紹介しましょうね。
( ´¬`)ノ

つづく





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.24 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

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