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手甲造りに挑戦 その13 甲を整える

さて!あと少しですよ!

ここまで来たらあとは最後の微調整をするざます!
現在のままだと、まだ全体のアウトラインが汚いまま。鉄板をテキトーに切り出し、ハンマーでテキトーに叩いて、なんとなく組み上げたらラインが汚いのは当たり前で、もう形がそう変わらない最後になったら、最後の作業としてアウトラインを整えるのでございますよ。この作業は綺麗になっていく姿を見られるので気持ちよくて好き

下の画像を見ても分かるように、横板のアウトラインはガタガタでございます。これを見た感じで削り、全体の幅を整えていくのでございます。削ること自体は全然難しくないけど、どれくらいの具合か良く分からないので、削っては何度も組立の確認を繰り返すことがかなり面倒くさい。ここも難度ではなく忍耐だね。
(・ε・)

IMG_1747.jpg
IMG_1750.jpg
横板のヘリを削って整えたところ。

マジックの線が、元あった重なっている部分のアウトラインで、そこから1ミリ程度削ったところ。アウトラインを削るとダンゴムシの可動構造が若干ゆるくなり、削った以上にズレ幅が広がる。だから無理に削らなくても、アウトラインを整えるだけでこうやって幅が広がる。ラインを合わせることと、幅を一律にするのが目的です。

だからそれまでより可動域が広がるので、初めからギリギリで合わせていくと動きすぎて板重ねが開いてワニになってしまう可能性が高くなる。だから初めはやや多めに重ねたり、余白を多く残していても良いのだ。どれくらいの余白や重なりが良いかは一概に言えなく、それは部位によって変わる。このへんは説明しようがないので、やった人が体験して理解してくださいな。

IMG_1751.jpg

こうして見ると、加工前の状態より少し曲がりが大きくなっているのが分かる。比較しないと分からないけど、手首のスナップが利きやすくなっているのね。この曲がりが大きければ、袖口がバタバタしないで済むし、大きく曲がるときに手首の内側に袖口が当たって曲がらない、と言ったことも防げる。

文字で書くと当たり前のようだけど、その状態を作り出すのは非常に難しく、造りがぞんざいな手甲を装着すると分かるけど、手首の動きがナックルを支点になって手甲全体がバタバタ暴れることを思い知るでしょう。または動きにくいことで手首の負担が大きいことを知るでしょう。そしてそのような手甲で剣やメイスを持つと、結果的に「西洋の武器は重くて使いにくい」といった誤解が発生してしまう。

良い西洋甲冑は着用者に合っているし、よくなじんで負担をかけないで自由に動けるものだから、動けないとか、動きにくいとか、そういった感想や思い込みは非常に間違っているだけではなく、優良な西洋甲冑を着たことがない人の感想になってしまうので、そのへんの理解は基礎知識として理解しないとダメだよね。

こうして外見が整って来るとずいぶんと手甲らしくなる!
でも焦らないで、ひとつずつ問題を順番にクリアしていきましょう!
♪( ´θ`)ノ



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.23 2013 手の手甲 comment0 trackback0

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