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手甲造りに挑戦 その8 手の甲を左右

手の甲にアール(曲げ)をつけてみた。

IMG_1700.jpg
左は曲げ加工を加えたもの。右は何もしていない状態。

パッと見では分からないけど、よく比べると左の方が若干丸く見えるよね。そしてハンマーで殴ってあるのでボコボコしているのも分かる。どれくらい曲げたかは分からないでございます。なぜなら数値ではなく、具合を見ながら調節しているので、どれくらいのアール(湾曲)をつけているか自分でも分からないのです。

西洋甲冑は工業製品ではないので、陶芸のようにこうしてかなりアナログでございます。これをデジタルとか数値とか振りかざしていると、鉄から逆襲を食らうので、ここは謙虚に現状に対応するのがいいと思います。

IMG_1712.jpg

二つとも甲の部分をやってみた。

一つが上手くいったら、それを手本にもう片方をやってみるよ。ここで問題なのが、同じことをして同じ形にならないことだ。いつものことだけど、左右は同じ形ではないので、同じことをしても同じ状態や、同じカーブにならないのがミソ。長さも違うし、幅も違うし、カーブも違うし、鋲の支点位置も違う。つまり左右の手は同じところがまずないので、同じことをしても同じにならない。

これに気がつくのが、途中でやっている簡易組立(連結)の具合でございます。この時の微妙なズレは、こうして後になって大きくズレてくるので、このときに気がつくと想像以上にズレていて、左右がまったく違うことに焦るのです。しかし焦ったところで形は簡単に変わらないので、このピンチをどう修正するかがかなりたいへん。
(´Д`;)

無理に長さやカーブをあわせると全体の形が崩れて動かなくなったり、返って不自然になるので、全体ですこしずつ歪みの補正をかけて、左右の手を少しずつ形を近づけるいつもの面倒くさい作業をします。何度も比較して計っていると、だいたいこんな感じでそれっぽく似た形になったところでここは終了!





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.06 2013 手の手甲 comment0 trackback0

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