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手甲造りに挑戦 その7 甲の調整

さ〜て、ここからが面倒くさい作業だよ。
(・ω・)ノ

IMG_1696.jpg
当たり前だけど、横札を組み合わせた手の甲は、このように上面には曲がる。支点が側面にあって、板重ねがこうなっていれば、これは考えなくても当たり前な状態ね。

しかし問題なのは、手の甲は上にも曲げるけど、下にも曲げることがあること。上は自然とこうして曲がるのに、下は構造的に曲がらない。人の手は手首の内側(下)に曲げ込むことが多いので、ある程度内側(下)に曲がらないと都合が悪い。そうじゃないと内側(下)に曲げたとき、ゴーントリット全体がナックルから持ち上がるように曲がることになる。

こうなると曲がるのではなく、全体が物理的に持ち上がるだけで、感覚としては、ナックルを支点に、手首に全体の重さ負担がかかって使いにくいことが分かるのね。これはごっついゴーントリットや安物の品を装着してみるとその意味が良く分かるよ。手首や指の動きが単体で軽く感じることは、こんなところにも要素がありますぞ。
♪( ´▽`)

IMG_1697.jpg
試しにナックル持ってみると、こんな具合に、手の甲は水平のフラットのまんま。手首からナックルまでがまったく曲がっていないことが良く分かるよね。このように、手の甲が動かないと、スナップを利かせたときナックルに全体の加重がかかり、袖口がバタバタと暴れることになる(分かる?)。

と、説明を聞けば理屈は分かるのだが、これをどう対処したらいいかが問題になのじゃよね。そう、西洋甲冑に興味がある人なら簡単なことだね。西洋甲冑独特のダンゴムシ構造をこの部分にも取り入れればいいのでございます。西洋甲冑はどこの部分も板の可動になっているから、ここも少しだけでもそうすればいいのだ。

IMG_1711.jpg
数値にはできないほど、横板を微妙に三次元に加工しましたよん。

ダンゴムシのように、そんなに極端には丸まっていないけど、上の画像と比べるとやや内側に丸まっているのが分かる。横板がいくつもあるので、それぞれに1〜2ミリだけでもズレて丸くなると、全体では10ミリ程度スライドしたことになり、画像のようにナックルが内側に入ってくる。ここはナックル部分の角度を見ると分かりやすいかな。

もちろんこれだけでは手首の動きには対応できないので、このような調整を他のところでも行って、全体の合計でカーブを確保すれば問題は解決すると思う(と想像した(笑))。こういったものは欲をかかず、少しずつ全体でバランスを取ろう!





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.06 2013 手の手甲 comment0 trackback0

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