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胸当の縮小改造 外周合わせ その5

胸当前面の幅が縮まり、残りは体の外周にサイズを合わせるんだけど、これは初めに測って胸囲と腰周囲の数字を取ってそれに近づけるのね。その数値に合わせてこの胸当板を小さい円周に縮めマッスル。もちろん厳密なサイズではないので、ある程度参考として小さくすれば良いのだ。誤差はベルトで調節できるからね。

さてここで予想していた問題だけど、身体の外周が小さくなると言うことは、円周が小さくなるなる。つまり鉄板1枚1枚のアール(カーブ)はそのまま変わらないのに、革の連結部分だけが小さく縮まろうとする。こうなると鉄板の端は隣の鉄板とカーブの比率が合わなくなってしまい、鱗状に浮いた状態に大きく隙間ができてしまう。当たり前と言えば当たり前なんだけど、問題はどうやってそれを解決するか?で悩む。

合わせのカーブが合わないなら合わせるしかないが、全部の鉄板をハンマーで叩いて変形していたら大掛かりになってしまうし、そもそも端には裏革が着いているのでハンマーで殴れない。それをやろうとすると全ての裏革を外してオーバーホール状態になってしまい、ほとんど新作を造る状態になってしまう。

この鉄板の端が飛び出したままにするか? はたまた何らかの方法でこのカーブを変形させるか? しかも分解はできないし、手間も時間もかけることができない。こうなるといつものポクポク一休さん状態。(笑)
(*´∀`*)

このへんになるとある程度経験があるので、簡単に力づくで微妙に曲げてカーブを合わせるしかない。「なんだ単純」なんて思われるけど、それをどうやってやるかとなるとかなりハードルの高い猫の首に鈴だ。こんな分厚い鉄板を、ちょっとやそっとではひん曲がらないように端を折り返して補強してあるし、鉄板全体も凸面に変形している。しかも鉄板の端だけをつまんだように内側に曲げる。機械もハンマーも使わずどうやって微妙に曲げるのか?

ま〜このへんはナイショと言うことで。

IMG_1377.jpg
分かりにくいけど、腋の下の大きなカーブがそのままになってて、角が大きく飛び出してる。着用するとかなり飛び出していて無視できないのだ。板同士の隙間が大きく、ポケットに手を入れるように手が入ってしまう隙間なのだ。

IMG_1378.jpg

上の画像とじっくり比較すると分かるかな? 腋のカーブがきつくなって胴体に沿うように内側に向いている。目では大きく分かるけど、画像だと立体が分からないね。こうして何度も確認しながら、ジャッキアップのように少しずつ少しずつ変形させて行く。


IMG_1379.jpg
そんな感じで、無理のない範囲で、全ての鉄板を全体的にアール(カーブ)をキツく曲げてみました。たしかこの後にももう少し追加で曲げたと思う。

こうして変形させると胴体に巻き付くようになり、それまでのようにブカブカせず、身につけても端が瓦のように飛び出すこともなく、ほどよく身体にフィットするのであります。これは着用しないとその大きな違いは分かりにくいと思う。





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.26 2012 修理・改造作業 comment0 trackback0

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