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腕鎧を造ったぞ その1 仮型紙

え〜っと、次は腕鎧を造るチャレンジで〜す。

この作業もずいぶんと昔だけど、残っている画像と記憶で簡単に紹介してみたいと思いま〜す。腕は基本的に脚と同じ理屈になるので、これは復習の作業になるわけで、ある意味、脚作業のリベンジマッチみたいなものなのだ。

膝や肘の間接は西洋甲冑の中でも大切な主要部分。だけどそれは簡単ではなく、昔の脚鎧を見ても腕鎧を見ても、工夫と試行錯誤による進化の様子が分かるわけで、それは完成されるまでずいぶんと悩まれていたことが想像できるのね。

そんな当たり前のようで難しい膝肘関節を、今回もよくよく考えて挑戦するのである。構造とデザインは具体的に指示を受けていないので、もらったデザイン画と、歴史構造の間の子で色々考えてみた。シンプルな15世紀タイプにして、そこからおおまかな形を想像して、仮型紙を切り出してみる。

これは脚鎧の膝と原則同じだけど、サイズやアールが異なるから、少々補正を掛けないといけないが、どれくらい補正が必要かは、やっぱりやってみないと分からない。これもいつものように想像でやるしかないのだ。
(^_^;)


P1130346.jpg

しかしなんだ。
分かっているようで分からない。計算したようで計算していない。決まっているようで決まっていない。予定のようで予定でない。なんとも曖昧模糊な雲をつかむようなこの仮型紙作業は一番難しくて悩ましいと思う。一度鉄板で形を作らないとその形が正解かどうか分からないのに、それを仮定してやるなんてのはかなり難しいぞ。

ものを造るとき、ほとんどの場合は設計図や図面を決めてからやるだろうけど、そんな立派な地図はあるわけもないし、叩いて形の変わるものに意味はない。例えるなら宝の古地図で宝探しをするような感じがこの仮型紙なのね。なので本当の型紙は最後に形が変わっているので、この画面からではあまり参考にならないから注意だよ。

あーさてさて、いつものように鉄板を切りだして、火あぶりしたところ
この段階では上腕当のサイズが分からないので、まだ切り出していないのよん。あと腕は左右で2本なので左右同じ切り出しをしまっす!当たり前のことだけど、左右の型紙が同じでも、線を引くときは型紙を裏返すんだよ。そうしないと微妙な歪みも左右均等にならず、よじれるような誤差になっちゃうので、やるときは気をつけてね。

誤差?定規でしっかり線を引けば左右同じだろ、と思う人は多い。残念。定規や機械でかっちり線を引いてカットした場合、冷たい退屈な線になり、鎧を造ってもぜんぜん魂を感じずつまらない形状になるので、つまらない甲冑を作りたい人は、定規や機械をどんどん使ってオッケね。
☆^∇゜)

P1130347.jpg





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.01 2012 腕の腕鎧 comment0 trackback0

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