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ゴーントリットの修理 その2

え〜っと、次もゴーントリットです。
今回のゴーントリットは革ベルトがないので、革ベルトを付けて使えるようにするものでございます。元々中古で少し使用感があるけど、なぜかベルトがついていないので使いにくいです。バトル用に造られたもので、ステンレス鋼の溶接に、真鍮金具で飾りがついてます。
(・ε・)

細かく見ると丁寧に造られてないけど、一応14世紀後期頃のデザインになっているのが分かる。この時代はそれまでの無骨な鉄板から、少しずつ体の形に形成されているのが分かるけど、それが板金技術の進歩なんだなと思う。この前の時代では、まだ革ベルトに小札を鋲で留めるなど古風な作りでした。

さて、これは指がないタイプなので革ベルトを付けるだけのシンプルなものになるのね。ベルトを付けるだけなら子供でもできるぜ!なんて思った人はアウト。こいつはステンレス鋼の約1.2mm強の厚さ。一般人にはそう簡単には穴があけられないのだ。このへんはステンレスを扱っている人なら苦労が分かるでしょう。
♪( ´▽`)

それではごく簡単に作業の流れで〜す。

IMG_1345.jpg
これが最初の状態です。革ベルトを付けて握って使える状態を想定して、ベルトを着ける位置と長さを考えますよん。変な位置で付けると革ベルトが突っ張って邪魔になるからよく考えよう。

IMG_1346.jpg
印をつけたところにドリルで穴をあけます。知っている人は言うまでもないけど、高速回転でやると穴が空かないので、ゆっくり回転で油を使ってね。

IMG_1347.jpg
穴をあけたらよく吟味したか革ベルトを鋲で留めます。今回は袖口が真鍮になっているので、ここの鋲も真鍮を使うことにしたよ。どんな場面でも対応できるよう、鋲の種類と大きさと長さと形は、たくさん用意しておきましょう。

IMG_1349.jpg
革ベルトが留ったところ。普通は手のひらのストラップ一本だけど、この場合は激しく使えるように、親指を取り囲むようになってます。この方が手甲が暴れないそうです(使用者の感想)。

IMG_1351.jpg
完成。
手袋をはめるとこんな感じね。あまりキツいと握ったときに動かしにくいから、ちょっとだけゆるくしておき、微調整したいときは手の甲にパッキンを挟んで調節しましょう。これでジャストフィット!

IMG_1353.jpg
完成したら最後にクリーナーで綺麗にしましょう。こうして綺麗にするだけで、中古でボロい印象が新品のように気持ちよくなるのだからあら不思議。とくに真鍮はちょっと綺麗にするだけでピカピカになるから、ときどき綺麗にしましょう。

以上です。
☆^∇゜)





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.12 2012 修理・改造作業 comment0 trackback0

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