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脚鎧を作ってみました その44 感想

最後なので、簡単に全体を振り返って感想を上げてみますね。
これを作ったのは結構前なので覚えてる範囲で書きますびょ。

手元に現物が残ってないから、毎度のこと人に見せることはできないけど、今回も初めて作ってみてそれまで考えていたことの何十倍ものことが学べてとても嬉しかったね。脚は構造が複雑で許容範囲が狭いから、ミリ単位でたくさん調節した。ちょうど靴のときもミリ単位で調節したから同じ感じかな。とにかく注意する部分が多くて疲れたのが第一感想なり。

できることなら、具体的な歴史物を再現したかったけど、今回も体験なのでオリジナルデザインでやってみたのよん。ちょうど15世紀と16世紀の両方の構造を取り入れたので、ふたたび間の子デザインだけど、メカニズム的なところの体験が具体的にできて本当に嬉しかった。♫

P1100916.jpg

今回大きく学んだポイントは以下の3点。
1:腿当の札の干渉具合
2:膝当の連結札の角度と複雑さ
3:脛当のマイナス三次元の立体

どれも今までにはないハイレベルな課題となって、100点とはいかなかったが、悩んだことにより今までにはない具体的な問題を体験として知ることができて自分でもビックリなのだ。何となく解っていたり、知っているようでも、具体的に直面すると10%も解らないことを思い知らされてしまう。今までいくらでも本で見て来たし、三浦さんのところで観察して、見せてもらいながら手に持って動かしていても、自分でやってみるとまったくできず、体験が勉強よりいかに多くを学ぶかが改めて理解できたのだ。

といっても体験する前には予備知識として基礎勉強は絶対に必要なんだよね。基礎勉強が先か、経験が先かは、ニワトリと卵の関係で難しいけど、どちらにしても両方必要になることは確かだ!勉強だけでは造れないし、体験だけでは造れない。力と知識の両方が必要な西洋甲冑作りの難しさと思うところ。

そんなことから、今回も初めての製作経験でここまでできればまぁまぁかなと思うところ。うまくいかなかったところや妥協した点、気に入らないところなどあげればきりがないが、挫折しなければ基本的には完成のゴールなのじゃ。「ヘボでもいい。完成させることが一番大事なんだ」と言っていた三浦さんは強い意志だなと思った。
(゜Д゜)

P1100949.jpg

設計図なし、図面なし、スケッチなし、サンプルなし、型紙なし、アドバイスなし、経験なし、写真なし、機械なし、デジタル機器なし、と毎度ながら無い無いだらけの空想だけで造った西洋甲冑パーツ。装着者の体にも若干当たる部分があったなど問題も残ったけど、これはこれで最善を尽くしたでヨシとしましょう。不満が多いので、今までの中では点数評価は少なくなり50点くらいかなと思うところ。やっぱり着用者本人の体で詳細なサイズや角度を確認できないと問題が起きやすいな、と改めて実感するのであった。

不満ばかり残った感じだけど、それはそこから学べるものが多かったことを意味するので、ちっとも残念とも思ってましぇ〜ん。むしろ多くのことが勉強できたと嬉しかったくらいだ。そして学ぶものが多かったということは、それが難しいということなのだ。そして経験値がたくさん入ったことになるのだ。想像してできることは想像の範囲。想像の域を超えているということはそれが複雑だということだね。

だからうまく行かなくても失敗だと思わないし、ダメ作品だと捨ててしまう日本文化みたいなことはしないよ。諦めたり捨ててしまうことは負けを認めることになり、RPGゲームで言う「戦闘に負けて死んだ」と同じことで経験値が入らない。だから最後までしがみついて自分の足跡を残すことで進歩と成長を噛み締める。満足のいく作品だけ発表して自慢しているようでは、それは日本の「臭いものには蓋をする文化」「隠蔽文化」みたいで、わたしゃ好きになれんのじゃね。三浦さんの言うように何でもオープン、なんでもポジチィブに!


P1100940.jpg

何はともあれ、形は完成したのでとりあえずおめでとうでとうなのだ!
そしてお疲れさまでした〜
(あ〜見れば見るほど今から直したい(笑))
ヽ( ´¬`)ノ


実質作業:約158時間(両脚)
重量:約2100g(片足全体)
材質:鉄1.6mm、1.2mm

実際にはもっと多くの時間を費やしているだろうね。
とくに今回は悩みや修正に多くの時間を費やしている。
ヽ( ´¬`)ノ





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.10 2012 脚の脚鎧 comment0 trackback0

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