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脚鎧を造ってみました その20 裏板蝶番

腿当と裏板の基礎部分ができたので、ようやくそれらをすりあわせてみますね。といってもここまでには3分クッキングのようにずいぶんと細かい微調整をしちょります。形に切ったからとか、形に丸めたとか、とか言ってもそれらはグニグニの汚い鉄板なので、二つを重ねてぴったり合うことはなく、だいたい呆れるほど全然合わないので、さきほどのラインを合わせるのもそうだけど、目に見えないような波のウネウネも修正しておきま~す。

こうして面が会うようになって初めて次のステップに進めるので、こうやってあっさり書いてあるからといっても実際の作業は全体の10%くらいしか書いてないから、ここに書いてないような細かい作業はうんざりするほどたくさんありますよ。でもそうした面倒をクリアしていくことで少しづつ良い物になっていくので、結果や形ばかり焦らないでチョンマゲ。
_φ(・_・


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さて前述のとおり、腿当と裏板は蝶番1点で留めることにしたので自分で希望のサイズと形の蝶番を作りますのね。蝶番については何度も書いているのでここでは省略するよ。想定できる力具合に応じて、幅や噛み合う間隔を考えて左右の分を作ります。最初はイメージで当てるだけなので、完璧に完成させず、仮完成の蝶番で進めていきまっす。

なんで蝶番を完璧に完成させてしまわないのかは、やるとわかるけど、結局後で形が変わってしまうからで、どんなに丁寧に作ってもカーブが合わないなどになって必ず削ったり変形させるので、今の段階でムキになっても仕方ないのじゃ。大切なのはピンが抜けて壊れたり、寸足らずで役に立た無くならないように気をつけることね。

このへんは単純で考えるまでもないと思われるけど大きな要素で、何も考えないで作ったり固定しようとすると、簡易甲冑でよくあるように、デカ過ぎて他のパーツにぶつかって干渉したり、蝶番が邪魔して閉まらなくなるなど、けっこう意外なトラブルを生むので、蝶番の大きさと場所はかなり真剣に計算しないとね、と経験上思います。

P1100850.jpg

蝶番を止める場所を決めたら、まずは本体となる側に固定します。この固定の仕方は15世紀の西洋甲冑に多く見られる方法で、なぜか裏側から固定されています。表側から固定したほうが明らかに簡単で便利なはずなのですが、昔の人はどういうわけか、無理にでもこうして裏から留めることを多くしていましたが、なんで?なんてのはどこにも書いていないから謎なのでございます。

ただこうして作って動かしてみたり、スポーツ甲冑の表固定の品と比較してみると、たしかにいろんなところで問題を感じられますが、それらは著しい違いではないので、もしかすると説明されないと分からないかもです。ここでは使う側の話を置いといて、造る側の意見として書くことになっちゃうけど、やっぱりこうして裏から固定するほうが、難しくても面白くて綺麗だなと単純に思ったりするのでした。

こうした裏側の固定の仕方は単純ではないので、蝶番の表裏もよく確認して、どちらがどうなのか、よくよくシミュレーションして挑戦してみてくださいな。失敗すると開かなかったりするので明らかに分かりますが、間違えたほうが正しい意味を理解できて感動するかもしれないですね。いやはや、昔の人は本当にスゴイでござるよ。
ヽ(;▽;)ノ

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長さをミリ以下の単位でよく確認し、曲げてもこすれない、ぶつからない絶妙なポジションを見つけます。そしたら穴を開けてネジで仮固定で確認を取るのね。面倒くさいけど、腿当も裏板も、何回も何回も外したり確認したりしてミスのないようにしないと、後でミスに気がついて元に戻せないことにゾッとすることになるから、カットや変形、穴あけはとても慎重にね。
☆^∇゜)

まだ仮固定だけど、こいつが連結すると一気に脚の形になるのだ!





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.21 2012 脚の脚鎧 comment0 trackback0

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