fc2ブログ

脚鎧を造ってみました その12 膝腿連結

腿当の鉄板の仮連結ができたら、前に仮組立した膝当と連結してみる。

ここでやると分かるけど、腿当は腿当の連結、膝当は膝当の連結、として形が出来上がっているので、腿当と膝当の連結はまだ成立していないのですね。だからこれらのパーツはまだ全く連結できないことが分かる。長さもカーブも全く違うから、いきなり一発で合うわけがないんだよね。(笑)

最初から合うように作ればいいじゃねーか、なんて工業的には考えるかもしれないけど、何度も言っているように設計図も特定の数値もアール設定でもないので、最初からぴったり合う形にはならない。最初から数値を決めてやればそんな手間がないと思われるのだが、それが初めから一発で出来る人は、そちら様はそうしてくださいな、と申し上げる。
(・ε・)

P1100802.jpg

P1100803.jpg

そんなことで、腿当と膝当を連結させるために、お互いをすり合わせることになるんだけど、当然全く合わないので、どちらかか、両方の形を変形させて連結させるようにするわけ。当然ながら膝当の連結を変形させると、膝当のほうも形が崩れるので、再び膝当の構造バランスが崩れ、また稼働を調節しなくてはいけないのは言うまでもない!

合わせるだけ合わすのではなく、今度は着用を考えた数値を最低限キープしなくてはいけないので、膝頭の幅や、腿当の幅や長さなどを、限りなく正確にキープしなければいけない。つまり膝の連結と、膝の可動と、腿当などのサイズを、同時に成立させなければならず、どれが欠けても、動かない、痛い、入らない、と言った問題が生じるので、ここでも具体的イメージと、テキトーイメージのすり合わせが求められる。

これは芸術品で好き勝手な形を作っておしまいではないので、可能な限り現実に有効な形や動きを再現しなくてはならず、無意味に革で連結したり、パカパカのまま強引に圧着させては、西洋甲冑としては論外なものになってしまうぞー。キャー!

形の再現ではなく、こうした機能がいかに維持再現できるか、それが西洋甲冑制作の本質だと思っチョリマスのです。初めて作った体験入門試作だけど、そうかとてデタラメで良いわけがないので、面倒臭いけど、それらのすり合わせ調節を何時間もかけてじっくりやるのね。

当然左右の脚とも。(笑)
( ;´Д`)

連結ができたところだけど、これでもまだ中途半端の半分くらいで止めておく。このあとまたいじると再び変形してしまうので、この段階で完璧に形造ることも、調節することもない。常に完璧でありながら、常に作りかけというわけの分からな状態をキープするのがコツね。工業製品ではないので、一方通行の完璧は墓穴を掘りま~す。(笑)





※文章画像の無断転載厳禁
スポンサーサイト



.09 2012 脚の脚鎧 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://armourer.blog64.fc2.com/tb.php/177-96c7808a

プロフィール

マクシミリアン1世

Author:マクシミリアン1世