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鉄靴を造れ その15 踝

蝶番が取り付けられたことで、鉄靴全体の形が出る。
ここまで来ると、ようやく靴らしくなったな~と思う。(笑)

さて靴の形が出来上がったら、今度は人足の形に近づけていきま~す。鉄靴の中に運動靴を嵌めこみ、採寸した踝(くるぶし)のところに印をつけるん。運動靴に直接印してしまってもいいし、裸足で高さを測って、靴の中からの高さをはかるのでもオッケー。

踝の骨は筋肉も皮もほとんど覆いがないので、鉄鈑と当たるとけっこう痛い。だからそれに当たらないようにするのはとっても大切なこと。昔の西洋甲冑の鉄靴を見ると、踝を綺麗に避けて、踝の形に見事に立体になり、足の動きを妨げないようになっている。これは本当に見事なので、余り見ることのない踝を、本でじっくりと眺めてみてくださいな。
(・ω・)ノ

P1100695_20110218230827.jpg
踝は頂点から丸く広がるので、その面積を大きく印をする。その印に鉄靴が重なる部分を印する。これは運動靴だから、靴底の厚みがあって割と高くなる。中世の靴だともう少し下になると思うので、その時は蝶番の高さと大きさに注意。最初に造るときや蝶番のサイズを決めるときは、予めある程度の概数は決めておこう!

P1100697_20110218230823.jpg
こっちはカットしたところ。1センチくらいカットしたかな?最初からぴったりだと難しいので、自由にカットできるようにデッカイのが理想。めんどくせーとか思っていると地雷を踏んでドカン!です。(笑)

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こちらは反対側。注意力がある人なら気がつくだろうけど、人間の踝は、内と外で高さが全く異なるん。だからそれぞれ実寸で印をつけてカットするのね。数字だけでやるとぴったりならないので、出来ることならテスト履きをして確認がダイジ。後から調節できないからね。
外側の踝はけっこう適当だけど、内側の踝は内側に可動範囲が大きいので、できればちょっと広めにカットするのがいい。でもできるだけ残したいんだよね。(笑)

P1100696_20110218230827.jpg
カットしたところ。重なった部分は見えないけど、ただぶった切るのではなく、重なった部分のカドもきれいにカーブで整えとくこと。

画像が無いので説明してなかったけど、この画面の中央にあるのが「ポッチ鋲」。これが穴に引っかかって踵パーツの開閉がロックされているけど、説明しなくても構造は分かるよね。(笑)
( ´_ゝ`)





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.18 2011 足の鉄靴 comment0 trackback0

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