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鉄靴を造れ その12 蝶番

形がだいたい決まったら、細かいところの細工だ!

そういえば蝶番(ちょうつがい)って画像アップしたことあるのかな?部品で載せたこともないような気がするが、工程記録を載せた記憶がない。せっかくだから簡単に載せてみたいと思います。

蝶番を作ろうとすると「売ってるよ」と何度か言われたことがあるん。これは三浦さんも同じに何度か言われたことで、確かにそうなのだ。だけど市販の蝶番は、扉用に作られた現代の物。中世ルネサンス時代の蝶番は、鎧用に個別に作られたもので、現代のものとは形と構造が違うのです。
(・ω・)ノ

これはちょっと分かりにくいけど、扉用のものは、センター棒を左右から端だけ包み込むようにできている。だけど甲冑用のものは、センター棒を左右の板の全部で包みこむようになっている。言葉で説明しても分かりにくいから、画像を見ればすぐ分かるかな。
センター棒を全て包んでいるので、捻れや横の力にも強いのだ。特に小さい蝶番は、現代のものだと捻るとすぐに開いて崩壊しちゃう。だから小さくても鎧用の蝶番は二重板になっている。これは作ってみると分かるけど、小さいのにタフですよん。(笑)

それに何と言っても、手作りの蝶番はサイズが自由。幅サイズはどんなサイズでもいいし、センター棒を巻きつける区切りの数も自由。メッキもないので加工も装飾も自由で、自分の好きな設定ができるのが手作り蝶番のいいところ。なかなか綺麗に作るのは難しいけど、これもこれで楽しいのだ!
(´ ▽`).。

P1100667.jpg
鉄鈑をカットしたところ。長さは変えられるので幅をしっかり。
P1100669.jpg
2枚それぞれを二つ折りにする。だから厚すぎるとたいへん。
P1100670.jpg
センター棒の隙間を残して丸く潰す。ここはちょっと面倒だけど、万力などを上手く使うとそれっぽく出来る。そしてカットする部分をマジックでしるし。
P1100671.jpg
センター棒を抜いて、印の部分をカットする。
P1100672.jpg
印をカットしても、とうぜんギザギザなので合わない。
P1100673.jpg
ヤスリで削ると、二つが合わさるようになる。だけどセンター棒を通そうとすると中でつっかかって通らないので微調整する。
P1100674.jpg
少しずつ調節すると、センター棒が通るようになる。
P1100675.jpg
原型はこれで上がり。潰したりすると少し形が変わるけど、そのへんもハンマーで調節するときれいなフラットになる。
P1100681.jpg
デカ過ぎるので端をカットしておく。
P1100682.jpg
端を整えてだいたい完成。使うときには板部分がわずかにカーブする。これは甲冑パーツが平面でないことから起きることで、取り付けるときにはけっこう曲げないと付けられない。なので鋲穴は最後の最後に開けるので、この段階ではイメージ印だけで穴は開けない。鉄靴ではこれを二つ使うので、もう一個造ろう!

まだそれほど回数を作ったことがないから、このときは下手っぴだね。
ヽ( ´¬`)ノ





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.18 2011 足の鉄靴 comment0 trackback0

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