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鉄靴を造れ その9 鋲位置

さてアンダーラインがおおむね決まったので、それに合わせて水平のカットラインを決めます。とうぜんそうなるとそれまでの鋲位置がガタガタでズレているので、このままでは問題あり。ごくわずかのズレならこのまま無視してもオッケーなんだけど、あまりにガタガタだと汚いので変更することにしました。(笑)

昔の西洋甲冑の鉄靴を見ると、綺麗に揃っているものもあれば、ガチャガチャのままのものもある。だけどほとんどはなんだか曖昧な感じで揃っている。そんなもの最初からまっすぐにすればいいじゃんと自分でも思っていたが、こうしてやってみると納得。そうしたくても出来ない。(笑)
だから昔の西洋甲冑の鋲が一列に並んでいるところでも、どこかフニャフニャと並んでいるんだな~と理解することが出来ました。これは体験だから納得です。

量産されている、機械作りの型紙のやつは、鋲の位置まで決まっているものが多いので、その場合は最初からかなり一列そろって並べることが出来る。でもそれは二次元的鉄板変形だからこそ出来ることで、二次元の様に見える鉄板でもよくみると三次元立体になっているので、その部品ごとにカーブが異なり、たとえ同じ切り出しとコピーでも、鋲の位置は変わってしまうので、作るたびに毎回鋲の位置を探さないといけない。

右側と左側も鋲の位置が変わるので、鋲の位置も左右対称にならないし、当然左右の足でも位置がおなじになることはないのね。でも4面同時に見ることがないので、そのへんは無理に揃えるなど気にしなくても良いのだ。大切なのは、その1面の鋲が揃っていることだね。
(^_-)v

P1100653.jpg
P1100654.jpg

画像の説明は要らないと思うです。
上が最初の状態で、直線ラインに新たな鋲の印を付けている。
これは比較的単純なパーツである足だから許されるのだ。

下の画像は新しい穴をあけて、鋲の位置を移動したところね。
これを左右の足の左右(4面)でやりまっす!

なんだ、修正ばかりで汚い。
なんて思った人は残念。
布や革みたいに融通はきかないし、0.1ミリでも合わないと鋲は通らない。ちょっと触っただけでは1.2ミリの鉄はまったく変形しない。小札のような平面構成ではないし、威紐でフレキシブルに組み上げるのとは訳が違い、おいそれと一発で出来るわけないのだ。その微妙な位置を探すには、ウン十年のベテランでもない限り、簡単には出来ない。
なんせ昔の有名西洋甲冑でさえ、鋲穴は修正だらけだからね。(笑)
(´ ▽`).。

これを防ぐには余分をかなり長くし、カットするところで仮穴を作るのがいいかな。これは今回で学んだことで、今後の飛躍的な進歩につながった大きな教訓。





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.13 2011 足の鉄靴 comment0 trackback0

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