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イギリス旅行 その3

今回の旅行で、ひとつだけ良い店が見れました。ヽ( ´¬`)ノ
このようにハイクオリティの西洋甲冑が見れたことは、それだけで成果があったと思う。限られた時間のなかではそれほどじっくり観察できなかったけど、必要な情報を得ることだけはできたので良い参考になりました。ここの西洋甲冑屋は一番客が多くて、その人気ぶりがうかがえる。(笑)

P1110197.jpg

これは15世紀中期のイタリア式ゴシック甲冑の胸当ね。クオリティーを見るので、カドや表面など技術的なところを観察しました。全体の形は本物の写真を見ればいいから、今回は現物を目の前にして、技術レベルの確認が第一に大事。
奥の台にはブリガンディンと左右の肩当が乗せてある。フムフムとよく観察。もちろん触らないのは絶対的なマナーだけど、ド素人はバンバン触るよね。(笑)
形は現地で本物を参考にしているだろうから、申し分なく良く出来た素晴らしいリアルな形だと思う。ただ鋲や革、つなぎ目などはそれほど厳密でないから、本物のルーズな部分もそのまま再現しているのかな。ここまで作るならもっと丁寧でもいいと思った。

P1110196.jpg

これは見ての通り腕鎧ね。2組で4点あるけど違いが分かるかな?イタリアゴシックのデザインだけど、関節のあるリッチなタイプ(左)と、関節のない簡易式の(右)の2タイプがあり、どっちでも作るよ~となっているらしい。普通の人なら当然カッコイイ左側のデザインを選ぶだろうけど、同じ値段じゃないのは言うまでもない。はっきり覚えてないけど1.5倍くらいの価格差があったと記憶してる。
あたりまえだけど、良いものほど高い!

「左のリッチなやつは、なんで左右で形が違うの?」は良い着眼点。さてなぜでしょう?
これが分かる人はきちんと西洋甲冑を勉強している人だということが分かりますね。
なぜだかは寝ずに考えましょう! (´ ▽`).。

P1110198.jpg

店の外にぶら下がっているその他の部品ね。これはいろんな人が触ったり眺めたりしてました。店内の台に置かれていると触りにくいし見にくいけど、こうして屋外にぶら下がっていると気軽に見れてイイね。
昔のものと同じくらいのクオリティーだから、それなりによく出来ています。日本の甲冑と比べると「こんなに傷だらけで歪んでいる」なんて思うかもしれないけど、西洋甲冑を覗き込む仲間も敵もいないので、遠くから眺めてかっこ良ければそれでいいのだ。かっちり作ろうとしてしまう自分は、日本人の感覚だなと思ってしまうけど、これはこれで優れたレベルだと思うよ。

この鎧を観察したら部分的に手作りだけど、基本的には機械作り。といっても工業的機械作りではなく、機械を使いながら人の感覚で造形している。だから手作りのように自然でリアルな形になっているみたい。
硬質鋼で作られているので焼入れも入っており、裏面は黒く焦げてます。このため殴られても凹まないし、まず傷もつかない。焼入れ加工は手間がかかって大変だから、外注でも自分でやっても手間がかかって高価になっちゃう。でも値段が高くても、焼入れ鋼は壊れないから遠慮なく使えていいよね。本式鎧を買うならこのような物が欲しい!



さて本題。この鎧を注文するといくら?
そう気になって立看板に価格表が出てる。
日本物価とほぼ同じなので、ポンドをちょっと計算してみる・・・・・・


(;゚Д゚)
う~ん、そこそこの車が買えるね。
でもオーダーメイドならそれ相応の適正価格。
いや、安いと思った。(笑)





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.09 2011 海外旅行記 comment0 trackback0

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