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胴鎧を作ってみる その19 足掻き

こんかいちょっと仕組みの入った胸当の構造を説明。
下の画像は胸当部品の4と5が組み立てられたところ。
ちょうどお腹の部分と腰のくびれ部分にあたる。

4と5の部品も「半固定鋲」で留められている。
だからガッチリ固定されず、動かすとずれてしまう。
画像で見て分かるけど、引っ張ると最大稼動範囲で口が開いてしまう。
ほっといてもいいけど、情け無さは満点だ!(笑)

どこかに当たる部分もないので開いてしまうのは当然。
だから普通は隙間など空けずにぴったりと合わせてしまう。
ぴったり合わせた部分でスライドする構造ならカーブや長さの具合で口が開かないようにすることができるのだが、このように段差をわざと設けたためにそれができなくなり、このような本物の西洋甲冑ではありえない現象が起きてしまった。

でもデザインがそうなっているのだから仕方ない。(;´д`)
そのデザインを優先させて構造でカバーしたわけだが、その分の手間と技術は想像を越える面倒くささとなり、このようなわずかなイメージを具現化するだけでも何日分もの作業時間が増えてしまう。(爆)

よほどのことがない限り、鎧をデザイン優先で造るのは控えるべきで、もし鎧を作ってみたいと思う人がいたら、何も無いツルッとした何の変哲もないつまらない単純なものを造るのをお薦めしま~す。へたに「せっかく作るから」などと余計なことをすると、まずビギナーは100%挫折します。(笑)

話は脱線したけど、このパカっと空いてしまう厄介な腹をどうにかしなくてはいけないので、そのために昔ながらの構造を取り入れてみましたのさ。
ヽ( ´¬`)ノ

P1100338.jpg

P1100339.jpg


でこれが裏面に取り付けた仕組み。
15世紀イタリア式ゴシック甲冑の仕組みをそのまま使ったんだけど、とりあえずこれで問題なし。表からやることもできるんだけど、限りなく表面は鉄のみにしたかったので、革は内側に入れてみた。

しかしまぁこれもちょっと面倒臭く、壊れたときの修理も面倒。
できることなら余計なことをしないのが一番だね。(笑)
これはつぶれて閉じているとき。

P1100340.jpg

こっちは引っ張られたとき。
限界点手前で革が固定されているのでこれ以上伸びない。つまりはこれ以上開かないので腹の口が開かないことになるのね。単純だけどこれも立派な昔の可動技術ね。
☆^∇゜)
P1100342.jpg





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.10 2011 胴の胴鎧 comment0 trackback0

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