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アメリカ:シカゴの旅 その13

さすがにだらだらと長いのでこれで最後にしましょうね。
(・ε・)

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こっちの画像を見ても同じね。
この甲冑はとても高級な物で、非常に良くできているよ。細かいところをずいぶんと観察したけど、これは丁寧に作られた最高級品の部類だと解るのだ。様式とか形の名前なんてのは実はどうでも良くて、それは全部表面的なところでしかない。

私が甲冑を見るときは、まずどの時代、年代、地域、そして様式や構造(レベル)なのかをすぐ分析・想像する。ある意味、自分に問いかけるクイズみたいなもので、すぐに展示解説とか読まないようにしてる。そうして想像と分析をして、あるていど考察したら最後に解説を軽く見て、年代や状態を確認する。

こうすることで自分の観察と分析がどれくらい合っているか、外れているか、そのつど毎回訓練になって、それを長年繰り返しているうちに、次第に情報と分析が経験として蓄積されていくので、ただ単に知りたいだけではなく、分析と考察が非常に大切な知識になっていくのだ。これは本やネット画像でも同じことができるから良い勉強方法だと思うよ。
ヽ( ´¬`)ノ

本を100冊隅から隅までびっしり読んでもたいした情報は手に入らないし、展示解説を全部読んでもほとんどたいした情報にはならない。なんせ甲冑はほとんど何も情報がないので、甲冑の所有者や、見たまんまの解説しかないのでアホらしい説明が本当に多いのだ。
「材質:鋼、革。表面にはエッチングの模様がある」
見りゃ解るよ(笑)。

でもこうした甲冑展示では、ときどき良い解説書いてあることがあるよ。例えば、脚は16世紀中期の物、腕は16世紀後期の物、肩鎧は別の物をあてがっている、〇〇のパーツが欠落している、などなど。でもそうやってせっかく微量でも解説に書いてあっても、ほとんど読まれないし気にされないから「ふ〜ん」で5分後には忘れられちゃうんだよね。
(;ω;)

でも自分でも分かるけど、専門的なことを書いても一般のお客さんにはほとんど理解されないし、具体的に書こうとしても、小さなパネルには書き切れないし、全ての展示にそんなにゴッチャリ書いてもほとんどの人は読まないから、結局たいしたことを書かなくてもいいことになっちゃう。だから博物館の場合、詳しく知りたいときは「博物館展示目録本を買ってね」といった営業につながるんだなと思った。

本来学術的に甲冑を分析・解説しようとすると、ひとつの西洋甲冑でも書籍1冊ほどになっちゃうんだけど、研究家が極めて少ない西洋甲冑の分野で、星の数ほどある西洋甲冑をひとつづつ分析して冊子にまとめることはほぼ不可能なわけだ。そう思うと、世の中や一般に知られている西洋甲冑の知識や情報は、大海の一滴なんでしょうね。


ところでこの素晴らしい西洋甲冑だけど、シカゴ美術館の公式サイトにも展示紹介で出てますね。カッコいいからと見てみると、何だかとてもかっこ悪いことに気がつく。写真の撮り方がヘタクソなのかなと思っていたけど、とても違和感を感じるのでじ〜っと画像を見ながら何が違うか隅々まで観察してみた。そしたらパーツが左右反対に取付けてあったことが判明(笑)。あまりにも基本的な、そしてありえない酷いミスなのでショックだったし悲しかったよ。
(;´д⊂ヽ

でもこうした有名博物館でも、このようにパーツが左右逆に付けちゃっているのは本当に多いんだよね。クリーニングとかで分解してしまうと、元に戻すとき素人では区別つかなくなることがよくあるから、有名博物館でも左右違いは結構普通に起きちゃう。信じられないけど、クリーニングや展示はスタッフや学芸員であっても、甲冑の専門知識を持っている訳ではないので、クリーニングがしっかりできたあとに、元に戻せなくなっちゃうんだろうね。

ヘンテコリンな展示はこの現代でも有名博物館でも、意外なほど多いので、展示や画像などは全部鵜呑みに信じちゃダメだよ。

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というわけで、話はきりがないので、このへんでシカゴの旅はおしまいにしましょう。
シカゴは予定外のことばかりでてんてこ舞いだったけど、これもこれで非常に良い思い出と経験となった感じ。ちょっと特殊な観光みたいになったけど、お仕事として同行させてもらったのは非常にありがたく、言葉では表せないような気持ちです。いろいろと貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

ちなみに上の画像は銃の薬莢です。シューティングレンジに行ってちょっとだけ見学したとき、脇のゴミ箱に銃の薬莢が山のように捨ててあったので一握りいただいてきたものでございます。日本で言うところのタバコの吸い殻程度のゴミらしいですね。薬莢を見ても様々な大きさや形があり、弾の種類もいろいろあることが良く分かり、これだけでも資料になるものだなと思いましたね。

最後までまとまりないですが、以上にてシカゴの旅ブログは終了でございます。
最後まで鼻垂れ小僧の退屈な文章を読んでくださった方にも感謝いたします。
ありがとうございました。

おしまい





※文章画像の無断転載厳禁
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.07 2013 海外旅行記 comment2 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その12

下の画像を見て、おーすげー!と思われるのがこうした資料画像ね。
こうした撮影を何百枚も撮影するのだけど、それぞれの画像からは、驚くほど多くの情報が取れますです。現場に見に行っているから、実際はその場で現物を良く観察して、その記憶の記録として画像が残る。だからネットなどの画像だけだと、情報獲得量がそんなに多くない。

だから情報が欲しい人は、いくら本をたくさん見ようが読もうが、ネットで画像を集めようが観察しようが、現場で観察して来た情報量とは雲泥の差になっちゃう。現場観察は、とにかく気になる部分は徹底的に立体的に確認することができるから、鋲の一つから傷の一つまでしっかりと確認することができ、そこから多くのことが推測確認できるのね。

現場から確認できる情報は、想像するよりはるかに多いので、西洋甲冑が好きな人は、是非とも現物を良く見て確認して欲しいのよ。もちろん現物が見られない場合でも、現物を見てきたように、本や写真を穴の開くほど非常に細かく何百時間も観察すれば、その代わりにもなりますです。

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もちろんそれらの大切な部分を理解するためには、基本的なことをすべて知っていないと疑問すら沸かないし、現物を見ても理解できない。例え現物の横でせっかく詳しく説明されても、基礎がないと理解できないことになってしまう。あれこれ聞きたがる人に限って基礎的なことを学んでないから、説明したことが全て時間のムダになっちゃうことはいつものこと(雑談はするけどね)。

つまりこうした綺麗で精密な高解像度の画像1枚があったとしても、それは「画像の標示」であって「甲冑の情報」ではないのだ。判るかな? これは誰が見ても同じ画像だし、画像だから見える部分も形も色も全部同じの「視覚情報」。だから理解や知識がないと、見えている画像以上の情報は何も得られない。いわゆる「見えているけど見えていない」ってやつですね。


もちろんこれは画像に限ったことではなく、博物館に現物を見に行っても同じで、基礎知識や分析知識が無いと「そこにある物」で終わってしまう。見る力がなければ、一般観光客が「すごいね」「カッコいいね」「バカっぽいね」「重そうだね」と思う感想を抱くのと何ら変わりない。予習をしないで修学旅行で有名な寺を見に行くのと同じだ。だからどれほど貴重で素晴らしい西洋甲冑がそこにあって見学しても、知識と分析能力がなければ、そこから情報がまったく取れない。まさに「宝の山を前にして宝の持ち腐れ」のごとく意味がないのだ。

博物館で現物をいくらたくさん見ても、展示現場には詳しい説明や作り方などは何も書いていないし、係員に聞いても警備さんは何も知らないし、専門の学芸員は相手にしてくれるほど暇でもない。紹介や組織の看板を背負っているなら挨拶くらいなら可能だけど、普通そういった人はアポイント(予約)を入れているから、観光で見に来て知識や情報を学ぶことはまずできない(勉強は自分で)。例えプロからの説明を受ける機会が幸運にあったとしても、それは全て現地語で話される訳で、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、スウェーデン語、など現地語でしか会話できない。
(あたりまえだよね)

だから、博物館の現物をたくさん見れば知識が得られる、情報が集まる、と思うのは大きな間違えで、それは勉強のやり方の一番誤解を受けるところだと思う。もちろんたくさんの現物を見ることはとてもいいことだけど、「たくさん見た=詳しい情報を知っている」ではない。理屈で言えば「たくさんの勉強をした=現物で確認できる」が、もっとも近道で確実で効果的な勉強だと思う。

だから私は西洋甲冑が好きな人に、三浦さんから教わったように、写真や本(現物も)を見るだじゃなくて、最初に「これなんだ?」「なぜだ?」と思うことが大切だと説いてる。疑問が沸くからその理由を調べて分析することになるし、だからこそそこから理由と理屈で根拠が導かれて確かな知識になる。見て集めるだけ、読んで知るだけ、だと単なる好きなだけの趣味になっちゃう。

だから三浦さんから言われて自分でも判ったけど、基礎知識や分析能力が無いと、どんなに良い西洋甲冑を見ようが触ろうが、理解できずに終わってしまう。これはけっこう様々な部分で痛感したので、言われたように最初はとにかくたくさん基礎勉強をして「見る力」(鑑識眼)を養うことに長い時間と労力をかけたのですよ(記憶じゃなくて理解ね)。だから初めは海外にも行かないし、製作もしないし、とにかく基礎勉強をのんびり10年続けたのね。


話は元に戻り、この上の1枚の画像だけでも、西洋甲冑解説の簡単な本が1冊くらい作れるほど情報がたくさん詰まっていることが私には理解できる。そんなもんかな?と思うけど、これは自分に問いかけてみるとその意味が良く分かるのだ。この画像を1枚出して「どれほど多くの具体的な解説ができるか?」などをしてみると、見る側じゃなくて、語る側の知識(自分のレベル)を知ることができる訳でございます。この甲冑は語る部分が多いので、1日中解説で説明しても飽きないほど話題と情報が多いのですよ。

見たままの感想や名前を少し知っているだけじゃ、それは西洋甲冑を表面的に好きなだけで、知識の体系化や客観的分析が何も行われていないと言うことになる。日本だと知識の教えを先生から請うことで先生を奉る慣習があるけど、欧米式では先生に質問しても「それについて君はどう思った?」「君の分析はどうなった?」と先に分析(観察力)を問われることが多い(と感じてる)。自分の考察や分析がないと言うのは「知識の質問」ではなく、子供のような見たままの「どうでもイイ疑問」になっちゃう。

もちろんそれが全てではないけど、少なくても大学の講義や知的議論ではこれが一般的なスタイルで行われているし、これは考える力や分析する力が鍛えられる良い勉強や考え方だなと思ってる。三浦さんと会話するときもだいたいこんな感じで会話や意見交換しているから、これが普通で良いものだと思ってますびょ。分析や意見もなく質問ばかりだと、アホだと思われるのはそんな理由からでもあります。これは西洋甲冑に限らず、知識や議論の世界では共通だと思っちょります。

つづく





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.02 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その11

ずいぶんと観光案内が多くなっちゃったけど、それほどあれこれいろいろあったのでございます。もっとあれこれ話題があるけど、画像がないとつまらないので、他の話題はカットしちゃいました。許してたもれ。

それでは最後になったけど、本題の西洋甲冑見学の様子でございます。シカゴ博物館には本来大量のハーディング甲冑武器コレクションが収蔵されているんだけど、先にも述べたように、リニューアルに伴い多くの品がバックヤードにしまわれてしまい、展示されている数はずいぶんと少なくなってしまっていた。

しかしこれも運命なので、これはこれとして経験として楽しみましょう。その代わりに、他の多くの経験ができたのだから良いのだ。
☆^∇゜)

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さてさて、シカゴ美術館の武具展示室は主にこんな感じ。あまり細かいことは語らないけど、時間がない人にとっては、比較的こじんまりと見ることができるから、これはこれでこ良いかもしれないね。だって何十何百と甲冑があっても、見切れないし撮影しきれないし、途中で帰るのも心残りになるだけだから、普通の人は、少ない量でも良い鎧を見れれば十分だと思うよ。

ただ数だけの問題じゃなくて、リニューアルされたので良いことは、綺麗に展示されていること。それと前にも書いてるけど、中央展示がいくつもあるので、側面だけでなく、背面から間近で観察できるのが最高にありがたいのだ。それでいて写真撮影までできるのだから、西洋甲冑資料を求めている人にとっては最高にありがたい展示だと思うよ。

日本の博物館では普通写真が撮れないことが多いから、外国人が当たり前に写真を撮ると係員に注意されて「なんでダメなの?」と不思議そうな顔をする人がたくさんいるけど、せっかくわざわざ見に来てくれたのに気の毒だよね。せめてノーフラッシュカメラオッケ!とか書いてあげればいいのにと思うよ。

私らもそうだったけど、たくさんの撮影をするし、側面や背面、接写や裏面と、これでもかと撮影してくるので、とてもありがたい展示環境です。ただあまりにやたらに撮影していたから、警備さんにロックオンされたし「何でそんなに写真撮ってるの?=何しに来たの?」と尋ねられたほど。(笑)

こういったことは普通に説明すると分かってもらえるので、気負いせずに堂々と答えるのが鉄則。英語がわからなくても逃げちゃダメで、逃げたりしたら窃盗団の一人と思われて捕まる可能性がある。あちら様は可能性があるだけで身柄の拘束ができる権限があるから、怪しい行動は絶対ダメっす。こういうことも予想しているので、きちんと名刺とかもすぐ出せるようにしておくのがだいじだよね。私は英語が苦手なので、代わりに説明してもらって助かりました。

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ここのブログで甲冑を説明しても面白くないので、興味がある人は対面したときでも語り合いましょう。ただこうしてカッコイイ画像を残しても、そこからきちんと分析と情報獲得をしないといけない訳です。例えば上の画像を見て(博物館の現物を見て)何を感じ何が分かるでしょうか? 「マクシミリアン式のかっこいい騎士&騎馬だね!」の感想じゃ素人全快のネコまっしぐらだよね。

細かく説明すれば、この甲冑展示だけでも冗談じゃないくらいの考察を書くことができるけど、ケチをつけても仕方ないので割愛するよ。ただこうして博物館の展示だからと言っても、完璧なものと信じるのはとても危険で、この展示はかなりテキトーに甲冑パーツが組まれているのが分かるのです。学術的に見れば「これはキツいな」と思うレベルでございます。フランス・パリ・アンヴァリッドの軍事博物館の入口に展示されている騎士&騎馬展示と同じですね。

よく観察して見るのは「全体の雰囲気ではない」と前にも書いているけど、一つ一つ虫眼鏡で見るように見て分析していくと、本当に様々な情報が、この画像1枚からでも大量に獲得できるもので、だからこそ様々な角度から甲冑を大量に高画質で撮影し、後々細部まで観察分析できるようにする訳なのです。

変な例えだけど、鍋料理を「美味しいね!」と食べるのではなく、ダシはシイタケと煮干し?、肉は国産の鶏肉で胸肉?、白菜は露地物?、エノキは安物の中国産だ!、とかそんな観察しながら鍋を食べるのと似ていると思うよ(違うか?)。

全体で楽しむのは表面的な興味と喜びで、その下の裏側まで観察してしまうと、表面の楽しみやかっこよさより、もっとその奥深い部分に興味が移ってしまうのね。ある意味マニアックで一般的にはうっとおしい観察になるけど、そこは娯楽と目的が異なるから、どちらが良いとかそういったことではないんだよね。

もちろん博物館側もだいたい不揃いな展示であることは分かってるんだけど、全身綺麗に揃っている甲冑ってそうないから、どうしても全体で雰囲気がそれっぽく揃うものをこうして展示しちゃう。とりわけその最大の理由は馬鎧でございます。馬鎧が全身全部揃っていることは本当に少ないので、それを展示しようとすると、必然的に甲冑もその時代に合わせるように迫られちゃう。

で、ちょうど良く人の全身甲冑も同じ時代でフルルセットを持っている博物館はほとんどないので、こうした「それっぽい騎士と馬鎧の展示」になっちゃうのでございます。個人的には、フルセットが揃う揃わないは仕方ないと思っているけど、展示の細かい状態はもっときちんとして欲しいと思った。パーツの重なりがアホみたいに大きくズレていたり、上下前後が逆だったりすると、とてもあ〜残念!な気持ちになるです。

あ〜また誤解が広がる〜!ってね(笑)。
(´・ω・`)

つづく





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.30 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その10

シカゴ科学技術博物館の最後に。
この科学技術博物館の中にある、Uボートの展示場でございます。

博物館の中に、もう一つ別の博物館があって料金が別。さらに中のガイドに参加するとさらに別料金なシステム。合計するとそこそこな料金だけど、それぞれに興味があるだろうし、有料なものの多くは維持管理が個別にかかるものだから、ある意味必要ない人にとっては、個別料金でも良いのかもしれないね。

しかしこれは、来る前は話で聞かされたけど、中に入ってみるとはるかに想像を超えてましてびっくり仰天だった。もしかしたらシカゴはこれを見るためだけに来ても良いかもしれないし、別料金なのも分かるけど、これを見れる経験ができるなら、むしろこれだけの入場料は安いと思うほど十分な価値があります。これだけを見るためにシカゴまで来るには高すぎるけど、取材や観察なら、決して損はしない展示でしたよ。
(^∇^)

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ちなみにユーボートって知ってるかな? 今さら感があるけど、第1〜2次大戦中にドイツ軍が使っていた潜水艦のことで、映画でも有名だね。ドイツ語ではウーボートって呼んで、ウンターゼーボート(水の下の船)の略称で、単純に潜水艦のことでござる。あまりにも有名になってしまったので、イギリス・アメリカからは、ユーボートの固有名詞になって英語読みされたものですね。これは本当に強力な兵器で、後発に参戦したアメリカさえも多大な被害を受けたのは、このU-ボートのせいで、その恐ろしさと被害状況が細かく展示されてます。

でもだからって、終戦の時期に大西洋アメリカ沖で拿捕したU-ボートをそのままアメリカに持って来て記念に保存しておくってスゴい発想だよね。ほとんどのU-ボートが撃沈されてしまったので、こうして破壊されずに拿捕されたのは、ある意味歴史的な記録だと思うよ。
とっても面白いから、興味ある人はウィキでも読んでくださいね。そこの説明では、ここの展示物はU-505の型式らしい。

どれくらい有意義な展示かは見ないと伝わんないです。ここには現物の潜水艦以外にも、拿捕されたときの船員や、それを捕まえた軍艦の人達も紹介されているし、爆雷やヘッジホッグ、U-ボートの取り外した機関砲や魚雷の模造品などもあって、その力強さを見ることができますですよ。上の画面を見ても分かるように、とにかく広い半地下にU-ボートが置かれ、様々なものが展示してあったよ。

綺麗に修繕してあるけど、綺麗にしすぎず、機銃を受けた部分などはそのまま穴が空いていたので、これはスゴいなと思った。魚雷を積み込む映像が流れていたけど、よくもま〜こんな潜水艦にあのデッカい魚雷をたくさん積んでいるなと感心するとともに、魚雷を上から滑り込ませるように積み込む機構はビックリだ。良くこんなものを開発したと思うし、大戦中にもかかわらず、次から次へとよく新兵器を開発したなと思うのだ。まさにガンダムの1年戦争の世界ですよ。

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画像で見るとちょっと大きさ分からないけど、けっこうデカいです。そして別料金で中に入って通路を見学できるコースを参加しましたよ。15分くらいに順番に進んで説明を受ける。もちろん英語だけど、何の話をしているかは何となく分かるのでだいたい想像でオッケでした(いいかげん)。
魚雷室から寝室から操縦室からエンジン機関室まで、順番に全部歩いて説明を聞ける。当たり前だけど全て本物だし、戦争で人が使っていたものだし、標示は当然ながらドイツ語で表記されてる。

そしてU-ボートはこんなにデカいのに、中は想像以上に狭い空間で、部屋は細長く筒状につながっているだけでさらにビックリ。空間と言うにはあまりに狭いもので、ところ狭しと機械類があってごちゃごちゃして、内径2メートルもない。ほとんど宇宙船の中のように狭い。潜水艦はデカいけど中が狭いのは、浮上装置のバラストタンクや二重装甲になっているなどで、壁が厚くできてます(装甲とはちょっと違うよね)。

いやはや、潜水艦はどの時代でも国でも、攻撃を受けるとほぼ確実に船員が死んでしまうので、潜水艦だけは乗るの勘弁してくれと思ったよ。
(;ω;)

ここのホールをぐるりと撮影した動画があったので貼付けておきますね。
U-ボート展示動画

下の画像は、出口近くにあった模型でございます。空母と護衛艦の模型だけど、かっこいいから撮りましたどうやらこれがU-ボートに撃沈された空母みたいです。出口のところに撃沈された船と、死亡した人の数がパネルに並べてあったけど、数千人死んでいることが良く分かります。いやはや戦争はするもんじゃないですね。
(´・ω・`)

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話は関係ないけど、どうも仕事スタイルや考え方の違いに目が行くようで、ここでも仕事している人達はビックリするほどラフなんだよね。仕事してる人達も普通にダラ〜っとしてることが多いし、気軽に話しかけてくるし、ペアで仕事しているゲートとかだと、二人でおしゃべりしながら動きながら(直立ではない)チケット拝見とかしてる。しばしば「見てねーだろ」と思うけど、それほど気楽に仕事しているんだろうね。でも不真面目とは違うんだと思うよ。

なんていい加減な仕事・・・だ、なんて思っていると大きな誤解で、何かあったときは正面からぶつかってくるので、悪ふざけや喧嘩は厳禁だ。日本だとトラブルがあれば担当の人が警備さんとか呼んでつれてくるとかだけど、こちらの国は、まず自分から体を張って仕事の責務を果たすから、暴漢などで激しくなると職員がその場で対処するし、解決できないとすぐ警備さんも警察官も来るし、時には周りも手助けに入るから、この国でナメタことするとエラい目に遭うから、悪ふざけと喧嘩は本当に御法度だ。
☆^∇゜)

以上でシカゴ科学技術博物館はおしまい。
シカゴ美術館に話を戻しますよん。

つづく





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.26 2013 海外旅行記 comment2 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その9

ひきつづきシカゴ科学技術博物館ね。

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それはさておき、私も子供時代は親にいろいろなところへ連れてってもらった思い出があって、とりわけ博物館などには良く連れて行ってもらったから、そのままの興味が続いているのかもしれないね。そのためか、科学や自然、技術や造形にとても興味がわいたと思う(美術にはそんなに関心ない)。

カッコいい、スゴいと思うからこそ憧れ、知識を求め、想像し、模倣し、それに近づきたいと希望を持つ。気がつけば子供時代から物を描いたり造ったり、真似したり想像したり空想したり、いつも何かに憧れ、何を見てもワクワクしていたな〜と振り返るところだ。反面まったく勉強しなかったけど

さてもちろんここアメリカでも、科学技術博物館にはほとんどが子供や学生ばかり。もちろん観光客も多いけど、意外と普通のファミリーや夫婦も多い。そして意外なのはけっこう高齢者も多く、昔の品を見て懐かしんでいる姿が多い。例え戦争であっても、当時は当時として一生懸命な時代だったみたいで、皆さん誇らしげに見学してるんだよね。日本だと戦争物は御法度で、古傷に振れるような感覚で、懐かしんだり喜ぶことはそうないけど、これを私は個人的に「臭いものには蓋をしろ文化」と呼んでます。
(´~`;)

日本は敗戦国では何とも言えないけど、ここの展示を見ていると、人がたくさん死んだことも書かれているけど、決して湿っぽくないところが理念や教育の違いなのかもしれない、と思ったところ。

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この天井に吊るされているのは第二次大戦中に使われていた戦闘機。前を飛ぶシマシマ模様の戦闘機がドイツ軍の有名な飛行機ユンカースju-87シュトゥーカ(たぶん)で、後方がイギリスのスピットファイア(たぶん)ですね。戦闘機のことは良く知らないけど、そんな感じで書いてあった文字の記憶を後でネットで調べたもので〜す。

当然のことながらこいつも本物で、いくつか攻撃を受けた穴があいたままだったから、もしかしたら戦闘したものかもしれないね。どうやって捕獲したのだろうか? それにしてもドイツ軍の兵器ってなんでこどれもカッコいいのでしょうか。西洋甲冑じゃないけど、独特の造形センスがきらりと光ります。

下の戦闘機はスピットファイア。どことなくやぼったい感じがするけど、見て思うのは、どうして飛行機はこんなに形が皆それぞれ違うのにきちんと良く飛ぶんでしょうね? 航空力学のことは分からないけど、どんな理論で形を決めるのかとても不思議なのん。たとえば日本の幻の零戦「真電」とかマジで飛ぶの?とか思います。飛行機は戦車とはまた違うかっこよさですね。

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他にもまだまだたくさんの展示物とコーナーがあって紹介し切れないのがとても残念。宇宙コーナーの月着陸船イーグル号の1/1模型は大きかったね。帰還船ジェミニカプセルもあったけど、かなり傷んでいたから本物かしら?紹介できないけど許してチョンマゲ。もう少しいろいろ書いたけど、画像がないからつまらないのでカットしちゃいました。スンマセン。
(・ε・)

情報が多すぎて、記憶が多すぎてまとまりないけど、結論として「何でも現物はデカい!」「本物はスゴすぎる!」です。だから想像や本やネット画像だけではたいして勉強にならないんだなと、そのことに尽きる感想でございます。
とにかく何かを犠牲にしても可能な限り何でも本物を見て学ぶべし!だね。

つづく





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.24 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その8

ちょっとシカゴ美術館から一度話が離れます。
もう一つ行って来た博物館を先に紹介しますね。

ここはホテルからすぐ近くの有名な博物館で、日本だと科学博物館みたいなところでございます。歴史も古く建物も異常にデカいので、アメリカの中でもけっこう有名な博物館で、空いた時間で見て来ました。こういったことも塞翁が馬の考え方でラッキーなのでございますよ。

さてここの博物館は、シカゴ技術博物館として紹介され、正式には「Museum of Science & Industry, Chicago」(ミュージアムオブサイエンスアンドインダストリーシカゴ)でございまして、直訳すると、シカゴ科学と産業の博物館・・・となるでしょうか?、日本にも科学技術館があるから、大体ほとんど同じだね。
公式サイトシカゴ科学技術館

だがしかし!その内容と規模は日本では想像できないものでございますよ!まずはっきり言って、ここに来たときに敷地の広さにぶっ飛んだのだった! ジャクソンパークと言われる緑地公園の中にあるんだけど、その公園の緑地帯だけでも、敷地長さ約2km、幅約1.5kmくらいあって、小さな街がそのまま入るほどクソバカ広い。自分がどこにいるか分からないほどだだっ広い。
(゜Д゜)

そして博物館の建物もそれが何だか解らない巨大な国会議事堂のような建物がぽつんとその敷地の入口当りに建ってる。あまりに広くてデカいので、博物館の入口が分からないほどだったよ。案内で「入口」と地下におりて行くことができる仕組みになっていた。博物館の半分が地下の構造になっていて、来客者の駐車場がこの敷地の地下に作られていて、地下駐車場を降りるとそのまま博物館入口につながっているオシャレさ!

だから地上の公園ジャクソンパークにまったく人がいないものだと思っていたら、地下駐車場には秘密基地のように数百台の車がずらりと駐車場に並び、チケット売り場と入口には、コンサート会場のように人がウジャウジャいて超ビビった!この規模と仕組みは日本ではあり得んわ!と笑うばかりでしたね。
♪( ´θ`)ノ

それといつも不思議に思うのは、アメリカやヨーロッパの仕事のスタイルかな。ほとんどが私服のラフな格好で仕事してる。これといって制服とかもなく、どこ行ってもだいたいIDカードを首に下げてるだけ。それに会話を聞いていると営業会話ではなく、普通の友達みたいな会話でチケット売り場やってる。膝に肘をついてやっている人、ゴミ箱に脚を掛けている人、ガムをかみながら隣とだべりながら仕事する人、みんな自分のスタイルで自由にやっている。ここだけに限ったことではないので、日本とは仕事に対する価値観が違うのだと思い知らされますた。


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さて博物館の中だけど、広すぎて全部見るのは不可能。前で紹介しているシカゴ美術館でも同じで、とにかく規模がデカすぎて理解を超えている。Googleマップで博物館の大きさを見ると、建物だけでもシカゴ美術館よりさらに大きいわけで、さらにそのうえ建物の中は階層構造になっていて、エリアとフロアごとに展示が山盛りで「何の基地だよ」と思うほど広い。一応分野ごとに分かれているので、私たちは技術の歴史の方だけ見て来たのね。それでもきちんと全部ゆっくり見るのは無理っす!

で、当然ここに紹介しきれないので、簡単にスナップ写真だけね。
ここはセンタードームから見える1方向の部分でございます。上の画像は世界で最も早く走った記録を持つ自動車。模型じゃなくて現物が置かれている。そして展示の柵は非常に狭いので、簡単に触れてしまうのだ。触って良いものではないけど、手の届く部分は「叩かないでね」くらいしか小さく書いてない。何とも寛容だ。
(゜Д゜)

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その横に置かれているのは、昔に使われていた機関車999号。その近くにいくつか機関車があったけど、かなり古い初期の機関車まであったので、このへんは100年前とか200年前くらいだと思う。そんな現物機関車がここに置かれております。もちろんけっこう綺麗に保存されているし、これといって柵もないのでぺちぺち触れます。傷もいたずらもないから、これでもオッケなんだね。ちなみに999号は機関部とかにも入って写真とか撮れますよ。

左上に見えるのは、成層圏まで行った気球ね。詳しいことは知らないけど、多くの展示は人類の歴史や科学の歴史に携わった現物が多く保存されているのだ。レプリカとか、動かないオンボロとかではなく、ほぼそのまま展示保存されている。スペースも空間も規模も桁違いで、もう笑ってばかりです。何ですかこの国!

さて、上を見上げれば、100年前の初期の飛行機や、初期のジャンボ旅客機(切った一部でアホかと思う)なども展示されてます。どれもほぼ現物が残されているので、質感や精巧な構造まで分かるので、こうした展示保存は資料としては最高なんだよなと思う。もちろんここ以外の博物館でも戦車や飛行機は普通に現物保存展示されているので、こんな国と対等に張り合っちゃダメですよ!
(これを見てしまうとスミソニアン博物館も行きたくなる罠)

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つづく





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.22 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その7

ひきつづきシカゴ美術館の中ね。

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近年では日本でも新東京美術館みたいに、巨大で広い西洋式の美術館ができて普通になったけど、これもつい近年だから、それまでだとデパートの最上階でやっていた絵画展みたいな感じで、非常に地味だなと思う。

個人的な感想だけど、もうスケールから発想まで本質的に国の歴史が違うし、理念が違うから、同じにはなれないと思った。なぜなら、高い天井のある大部屋に大きな絵がたくさん飾られているし、ホールのような巨大な部屋にも、壁一面のような、畳6畳とか10畳くらいの巨大絵画がたくさん飾られている。

上の画像の絵画は大きく見えるけど、それでも他の巨大な絵に比べるととても小さい。だからこうした巨大な絵画は、まずこうした美術館から持ち出されることはまずないことで、だからこうして現場に来ないと見られないのかなと思うところ。

いくら書籍やネットで気軽に見られる時代と言っても、やはり現物の力強さにはとうてい及ばないわけで、何も知らない絵画や作品であっても、現物を見ると息をのむほどに圧倒され感動する。そして絵の具の躍動感や作者の情熱まで伝わる。デジタルでどれほど精密に描いても、この画面から溢れ出る人の情熱や力強さは、手描きの油絵や手作りの彫刻ならではだと思う。どれほど本を読んで知識を貯えても、本物に出会ったスゴさは超えられないぜよ。
(;ω;)

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自分は西洋甲冑が好きなように、西洋的な力や合理性にとても魅力を感じる。これはどちらが優れているかと言ったくだらない優劣主義とは関係なく、完全に個人の好みと感性だと思ってる。こういった意見を述べると必ずと言っていいほど「日本美術の方が優れている」とか「日本甲冑の方が美しい」とか比較と優劣を主張する頭のおかしいクルクルパーが現れるのだが、好みの話をしているのに勝手に優劣の話をごり押ししてくるお脳の弱い人は面倒くさいので、相手にしないのが鉄則でおじゃる。

もう西洋甲冑でそういった偏見と国粋的な視野の狭い人にたくさん会って来たのでウンザリして、自分は絶対そんな小さい人間にはならねーぞ!と反面教師に思っております。西洋甲冑が好きだろうと、西洋絵画が好きだろうと、そんなものは個人の好みであります。何度も言っているけど「赤と青はどちらが好きか?」→「赤と青はどちらが優れている?」もうね、意味が分からないです。
(;´ω`)

私からすれば、優劣や勝負にすぐこだわる人は、自信のなさから来る恐怖心の現れだと思っちょります。自分が好きなものや愛するものは、それはそれだけで善い訳で、他者と比較する必要も、優劣を決める必要もない訳で、その存在に自信や希望があれば、他のことなんてどうでも良く思える訳で、他所様が気になって仕方ないとか、優劣をつけないと心配なんてのは、いかに自分が信じてないで、確かな確証が欲しいと自分の判断に怯えてビビっているかが良く分かる。他者を否定して攻撃して自己保身するのは、弱さの象徴ですよ。

自分の好みとして、西洋甲冑や西洋絵画が好きなので、それはそれだけで良いわけ。日本甲冑や日本美術だって嫌いじゃないし劣っているとも思っていない。〇〇が優れているとか、西洋は劣っているとか、そんな主張はさんざん聞かされたので(私に向かってのたまうアホもいたので)、もうそういったケツの穴が小さい、器の小さい、了見の狭い人とは関わらないのが一番です。

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油絵もやってみたいなと思ったけどそれを習う環境もなかったし、終始憧れで終わってしまった気がする。だけどその好みは変わらないので、こうして海外の絵画をたくさん見ると、何とも言えない感動と幸せになるのでございます。地元に住んで暇ならマメに来るだろうけど、そういったものは生まれた環境に左右されてしまうから、日本では地味な絵画展をコツコツ見るのが精一杯になってしまうね。

そんなことを考えれば、こうして偶然にも本物の有名な西洋絵画をじっくり見られるなんてのは、非常に贅沢な幸運なんだろうなと思う。いやはや、もう感想とかコメントかそんなものはいらないと思うのです。そして私は絵画や彫刻でやたらと知識やうんちくを蓄えるのを好んでないです。絵は絵で楽しむもので、作者とか人物とか時代とか様式とか、どうでもいいと思って、自分の感じる心で絵画を見てます。能書きはあとから学ぶもので、先に学ぶものではないと思っちょります。

もう見切れないほど素晴らしい絵画が館内中に溢れていて、何度もしつこいけど、ここでも自由に写真が撮れるし、これといって強固な防犯システムも何もない、自由に学ぶ環境が際限なくに溢れているのでした。

つづく





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.19 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その6

町並みは適当にして、そろそろ博物館へ。
下記の画像はシカゴ美術館の入口です。
そしてシカゴ美術館の公式サイトです
シカゴ美術館

正しくは「The Art Institute of Chicago」(ジ アート インスティチュート オブ シカゴ)で、直訳すると・・・シカゴ芸術院・・・かな?
もともと美術家や芸術家の集まるサロン会が始まりになっているから、名前が博物館や美術館ではないらしいよ。

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しかし実は、到着して中に入ってから気がつきましたよ。
博物館が最近リニューアルしたってことを。
(;゚Д゚)

情報としては古い知識だったので、まさかつい近年に大リニューアルされていることを知らなかったのでごわすのよ。本来ならば、新しく2倍以上広くなって綺麗な展示になって良いことづくめなのだけど、今回西洋甲冑に限っては、修理メンテナンスのために大幅縮小展示になってしまい、多くの武具コレクションはバックヤードに下げられてしまい、有名な甲冑コレクション展示がほとんど見られなかったのでございます。
(;´д⊂ヽ

とま〜現場に来てから気がついたのだけど、よほど詳しく調べないと前の状態と比較できないから防ぎようがないと思った。2010年までは古い展示だったから、日本が震災で混乱している間に新しくなったらしい。だからこのシカゴ美術館はとても新しいのでした。
(正確には新館を増設したから、広くなっただけ)

だから甲冑武器は予想より少ない展示になってましたよ。その代わりじゃないけど、有名な芸術品、美術品、絵画、彫刻を、珍しくたくさん見ることになりましたのね。残念がっても現状は変わらないので、こういったことは塞翁が馬として逆に良いチャンスと思わないとアホです。
(^_-)v

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しかし何ですが、美術も芸術も、予備知識がないと良く分からない。スゴいことは分かるのだが、夢にまで見た憧れがある訳でないから、良さが十分に堪能できない。つまりこれが「無知無学であることの人生の損」と言うことになるのでございます。教養や知識がいかに人生を豊かにするかと言ったことが、こういったところで思い知らされる訳です。皆さんも様々な分野の知識を持ってくださいね。知ることは楽しいよ

とりあえず簡単な感想ね。
上は大英博物館から借りた展示の特別展で、ギリシャからローマ、東ローマからロマネスク文化・展みたいなやつ。古代からギリシャ〜ローマ〜東ローマ、中世初期から中期に掛けて、それらにまつわる芸術品や工芸品が、これでもかと展示されていたのでビビります。日本でもこれほど充実した特別展はそうないと思うよ。

しかも特別展なのに常設展示と同じ込みの料金。大きな区切りもなくて、特別展示コーナーに大量の展示がされている。しかもそのほとんどの展示は、通路の真ん中に置かれたセンター展示。日本のように壁際のガラスケース棚にポツポツと展示されているなんてなくて、壁際展示はほんの数点しかない。だからどれも張り付くように306度(3面ガラスだと3方向だね)から見ることが出来る。

もちろん言うまでもないけど、全部写真自由です。フラッシュさえたかなければ、いくらでも写真をとっても良い。だから非常に貴重な文化財、工芸品がマクロレンズで好きなだけ撮影ができる。しかもライトは意外と明るく当ててくれている。文化財意識の高さに驚くとともに、客層がかなり年齢が高くて、実はかなりマニアックな人ばかりだと言うことが分かるのよ。何となく見に来て「ふ〜ん、すごいね」で終わらず、説明をまじまじと読み、誰もがまじまじと食いつくように見てあれこれ雑談や議論をしている。みんな勉強熱心だなとそこにビビりました。
(;´ω`)

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上の画像は各地の民族文化を紹介する部屋。ネイティブアメリカンから、アフリカ、アイヌ、マヤ、アステカと、本物の歴史的遺品や文化財を展示している。しかし自分に理解が足りないのは残念で仕方ないとして、非常に広いので歩き続けるだけでかなり疲れるのはどうにかならないかと思う(電動カート希望)。

ちなみに見ての通り、こういったもの多くは中央通路展示で、ケースがないものもあれば、ケースがあっても側面や後方から見られるのがけっこう普通。もちろんこれらもフラッシュがなければ普通にいくらでも撮影オッケ! しかも警備さんは少なく、カメラがポツポツあるだけで気軽。その分野が好きな人にとっては、毎日通いたくなるでしょうね。

詳しいことは分からないけど、前の博物館展示は、もっと暗い照明の展示博物館だったみたい。古い画像を見るとみんな暗い写真になっている。そこで気になったので周りを観察したのだけど、おそらくほとんどのライトが紫外線の極めて少ないLEDライトになっているのだと思う。だからリニューアルしてどこも明るくなっているのでしょうね。

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この博物館はとにかく広い。旧館と新館があるのだけれど、全部見るだけでもかなり疲れます。メトロポリタン美術館やルーブル美術館に比べればぜんぜん小さいのだけど、それでも日本の普通の美術館のつもりで来ると罰ゲームなみに広いことに面食らう。

床面積で言えば、新東京美術館の倍くらいあるのかな? そして広いだけでなく、とにかく作品展示数が多すぎて見切れないのだ。有名な絵や知っている絵がたくさんあって非常に貴重な機会なのに、広すぎるとか、作品展示が多すぎるとか、負担に感じてゆっくり楽しめないので残念でおじゃるよ。でもこれが本来の贅沢なんだなと思ったのでした。
(´Д`;)

ちなみに雰囲気だけなら、グールグストリートで美術館の中を平面で簡単に見て回ることができるよ。これは最近始まったサービスだけど、スゴい時代になったなと驚くばかりなのだ!

つづく





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.17 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その5

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上の画像は、アウトドア用品のホームセンターの中のとある風景ね。
IKEAみたいにデッカい店で、店の入口にバギーとか小型の船とか売ってる基地外ホームセンターだけど、こちらでは普通らしい(笑)。もう店の広さだけでなく、扱っているものが異常。見ての通りライフル銃やハンドガンが普通に売ってます。ここの州は特にライセンスとか必要ないらしいので、若くても外国人でも普通に自由に銃が買えます。しかもそれほど高くないからビックリだ!下手すると日本の高性能エアガンより安いと思う。

ハンドガン、ショットガン、多弾ライフル、単発ライフル、赤外線スコープ、各種弾の箱売り、ハンティングクロスボウ、ハンティングボウ、迷彩服から熊やシカをおさめる袋も売っている。もうカナダに近い内陸部だから、こうしたハンティングが日常になっているそうだ。

でもね、軍用と思えるような高性能ライフル、超強力高性能クロスボウ、大型動物用のシャレにならない恐ろしい殺戮矢じり、軍用に使えそうな迷彩ジャケットや、木の上に何日も滞在できるやテントや、高台セット、長距離高性能暗視スコープ、超強力な罠、どれを見てもゾッとするような強力なハンティングアイテムがずらり。これで攻撃されたら獣は絶対に逃げようがないなと思ったね。

もしこの立場が逆になったら、映画「プレデター」そのまんまだ。殺られる方はたまったもんじゃないだろうな〜と思うと同時に、これだけ高性能フル装備でハンティングとは、ちょっと卑怯だなと感じるほど強力なハイテクぞろいでした。こうなると動物との勝負ではなくて、優越感を得るための一方的な殺戮行為だよね。

本当の勝負と思うなら、せめてロングボウ1本でハンティングしてね!、とか武器や装備を見ながら思ったけど、男ならむしろ、全身甲冑とナイフだけで大型獣と勝負ハンティングせよ!。少なくても16世紀にはそういったチャレンジャーは普通に居たからね。
☆^∇゜)


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話はまったく別になるけど、上の画像は空港にあった飛行機。なんてことはないけど、第二次大戦中に使われていた本物の戦闘機でございます。台座に解説がたくさんあって有名な機体らしいよ。飛行機はワイルドキャットね。型番はどっかに書いてあったけど忘れた。ずんぐりした形で、映画でもよく出てくるね。何カ所か穴が空いていたから機銃で打たれたまんまなのかなと思う。

アメリカは国土が広いので、とにかくなんでも保管しておく癖がある。こんな戦闘機を飛行場ターミナルの通路にポンと飾ってしまったり、巨大草食恐竜の骨格標本を廊下に置いたり、もう意味が分からない自由さです。しかも日本と違うのは、これといって強固な柵を付けたり「さわらないでくださ」といった、しつこい注意書きがベタベタ貼ってあるのが良くある光景だけど、こちらのアメリカではそんな標示ほとんどない。

たまに〜に貴重なものに書いてあるけど「触らないで」と小さいステッカーがお洒落に貼ってあるだけ。後はだいたい触れるか、触っても傷をつけるとかバカがいないので問題なし。そしてまた見かけるのが、触ったり上ったり勝手なことすると、知らない他人がしっかり注意するのを何度も見かける。注意する(教える)ってのは、ある意味良いことだと思うんだよね。

この飛行機は別にしても、多くの展示物や兵器は、銃器や爆弾を除いて、多くは使える状態になっているものがとても多いか、オーバーホールしてメンテナンスすれば使えるものが大半。形を残すだけでなく、できる限り維持管理していると言ったところも、いろんなものを見ると感心してしまう。日本は場所と費用と税金の関係から何でも廃棄しちゃうし、残しても雨ざらしとか個人負担とかですぐゴミになっちゃうよね。

こうしていろんなものを見ると、日本と外国の、文化や価値観、制度や理念みたいなものがずいぶん異なるなと、いろいろ勉強になるのでございました。ツアーで観光するだけでなく、こうしたことは視野が広がり価値観が広がるのでありがたいですよ。





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.15 2013 海外旅行記 comment0 trackback0

アメリカ:シカゴの旅 その4

下の画像はシカゴの中心地から少し外れた田舎町のとある駅。電車で40分くらいだったかな? 典型的なアメリカの田舎風景で、静かで同じような家がたくさん並んでいる、まるでテレビや映画のセットのような良くある風景。

だけどまったくと言っていいほど人を見かけない。なぜなら、アメリカ人は家から出ないか、出るときはほぼ100%車で外出する。ちなみにこの駅から歩いて移動し、戻ってくるまで歩いている人には出会わなかったよ。(笑)

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さてそんな郊外だけど、上の画像で中央に壁のように見える銀色の物体は普通の電車です。だいたい4〜8両編成くらいの2階建てのデッカい電車なのだ。しかも人が少ないと車両は全部閉じてしまい1〜2両のみ使用で「ここだよ〜」と車掌さんが降りてくるのでそこまで走る。使わない車両は電気も消えてるし扉も開かないので、他の車両はまったく使わない。効率が良いのか悪いのか、オイオイな仕組みだ。

あと見ての通り、ここが駅だけど、駅と地面と道がそのままつながってバスみたいに乗降できる。柵もなければ仕切りもなく、普通のところにこのデカい電車が走っているし、走行中の線路にもそれっぽい柵がちょっとあるだけで、これといって線路内への仕切り柵はない。踏切も遮断機が片方だけとか、遮断機なくて警報機だけとか普通。つまり注意力のないアホは簡単に死にます。事故って死ぬのも自己責任の国です。
(´~`;)

あとボストンでもそうだったけど、ここシカゴでも電車の時刻表はまったく意味なし。5〜10分遅れで来ること、到着することはごくごく普通だし、下手すると上りと下りのホームが入れ替わって「反対のホームに電車来るから移ってください」とアナウンスあるし、電車乗るたびに何か特別なことがあって、日本じゃありえんテキトーさだと驚き笑ってしまうのね。

当然ながら午前中朝は、電車の本数が多いからダイヤが詰まってくるけど、突然停車して平気で前が進むのを待つから、朝なのに毎日20〜30分くらい遅れるの当たり前で、そのアナウンスすらしない。とうぜん計画的な乗り継ぎの予定など何の意味も無い。でも2時間に1本の電車に定刻通り乗り継ぎできないってどんな罰ゲームですか!

日本のダイヤ時刻表が世界一で「精密機械のようだ」と例えられるのも納得じゃ!

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前にも書いているけど、基本的にアメリカは何でも食べられるけど、日常に置いて美食の概念があるとはとうてい思えない。日本のように「いっそう美味しく!」とか「極上のまろやかさ!」とか「名物の行列」とか、そんなものはないみたい。全部ジャンクフードと思って差し支えないと思う。これじゃ太るし病気になるよな〜と思った。

で、さすがに毎日そんなものを食べていると具合が悪い訳で、食事では可能な限り野菜を食べ続けたいが、それがとても少ない。本当に少ないので、好きなものだけ食べていると本当に危険でござる。もうヨーグルトなんて1リットルパックやボトルパックを飲み続けて胃腸の健康を保つのだ。はっきり言って便秘になったり、腹の具合が悪くなると旅行は最悪になるからね!

そして上の画像は、たしかシカゴを去る最後の夜に駅で食べたメキシコタコス。悲しいかな、ここで食べたこいつが一番まともな飯と野菜だったような気がする。「生野菜と野菜スープがうまい!」なんて何ののネタだよね。ほんと海外に何日も滞在すると、いかに日本で食べ物のレパートリーが多くて、しかも美味しいか思い知らされる。日本にいて、外食は高すぎるとか、まずいとか言っていたら、どの国も行かれないと思いますよ。日本の安くて美味しい食文化に心から感謝しましょう。
(・ω・)ノ





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マクシミリアン1世

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